HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-79


































友達(邪魔者さん)side











止めるべきか、…止めざるべきか、───。







飲むほどに可愛くなる目の前の塊を。
ああ、ユノに叱られる!
それは明白なのに次々とグラスへ注ぐ自分の手が恨めしい。





───「妖精くん!」





ユノのヤツがなかなか名前を教えたがらないから勝手にそう呼んでた。
何度誘っても断られたのに今回はなぜか連れてくると二つ返事で。
まあ会社という組織で仕事してると突発的なこともあるだろうし遅刻するのは仕方ない。





「チャンミン、…シムチャンミン。背が高くて華奢に見えるけど結構いい身体してて、顔は小さい、そんなかに零れそうなほどおっきな目にバサバサの睫毛、頬っぺたはツルッとして愛嬌のある大きめの口、…そんで、…」


待ち合わせ時間の少し前、急に電話してきて頼むとか。


「そんで、…妖精みたいなんだろ?」
半分からかうようにふざけたら、
しばらく沈黙のあと、
「…まあな。」
いけしゃあしゃあと言いやがった。



人見知りするからって言われてた。
だろうな、そんな感じ。
伏し目がちで頼りなく縮こまる背中が可哀想なくらいで、出来るだけ優しく話しかけて大好きだと聞いていたビールをしこたま勧める。






「邪魔者さん。」
「は?」
急に呼ばれた、…そういや自己紹介してないや。
「あのさ、俺…」
「邪魔者さんからの電話って絶妙というかいつもスッゴいタイミングで掛かるんですよねぇ。」
「…へ?」
そんなこと言われてチャンミンを見れば、
──あれ?さっきまでと違う、…




艶々のほっぺがほんのり上気してさらに艶っぽく、上目遣いにバチっと視線が合い潤んだバンビアイの破壊力を知る。
くらっと軽く目眩がして、誤魔化すようにまた酒を勧める俺だった。









この店は最近マメに通っていて30代半ばの店長とも顔見知りになってるのだけど。
ちょっとした手違いで予約した部屋がひとまわり狭い部屋になってしまい、お詫びにと串を人数分サービスしてくれた。
それを嬉しそうに頬張るチャンミンの可愛いこと!
「俺の分も食いなよ。」
ついその顔見たさに譲ったり。
「ぅわぁ、ありがとうございます!///」
うおっ、駄目だって、その顔!
調子に乗って他の奴らのも奪ってきちゃうじゃないか。



「ありがとうございます。本当に美味しいです。」
ふと見れば、店長へわざわざお礼を言うチャンミンがいて。
それがお世辞じゃなく本当に自然で。


ビジュアルがいいだけじゃなく性格もいいんだ、なんて思ってしまいつい見惚れてる自分に驚く。
あれ、俺、彼女いたよな?
つかその前にノーマルだし、
いやいやユノだって完全にノーマルだった。





とにかくよくモテたユノは1年くらい前まで彼女の友達とつき合っていた。
一緒に出掛けたりもしたけど、うまくいってるように見えたんだけどなぁ。
いい物件を紹介してもらったからマンションを買うとか言っちゃって、こりゃ結婚か?と仲間内でも冷やかされていたはず。
それが急にフラれたと数日落ちこんで、だからといって追いかけるわけでもなく往生際のいいヤツだと思った気がする。



「チャンミン、…な、ユノとはいつ知り合った?」
「え、っと、…春で1年、かな?僕はもっと前から知ってたけど。」
最初は絶対口を割りそうになかったチャンミンも酔ってるからお喋りだ。



そーかそーか、フラれたとやけ酒に付き合って、次に飲んだときは「変なヤツと知り合った。」とか言ってなかったか?
多分それチャンミンで決まりだな。


「飲んべえの変なヤツって最初は聞いてたんだよね。」
「変なって、…ちっ、ユノの方がもっと変だ。」
ブチブチ言いながらユノの名前が出るたびどんどん赤くなる。
なんだこの子、…マジで可愛い。






その変なヤツの話はそれ以降聞くこともなく。
気にもしてなかった。
ただユノの様子がおかしいと仲間内で話題になったのはいつだったか。



極端につきあいが悪くなり。
悪いな、と言いながらさっさと電話を切られる。
一緒に飲んでもどこかうわの空。
恋患いじゃないかと誰かが言った。
一笑に伏されてたけど、──大当たりだったんだな。



なんておぼろげな記憶をたぐりよせ。
「邪魔者さんっていい人ですねぇ、ごめんなさい邪魔者扱いしちゃって、」
目の前のぽわぽわしたチャンミンが俺の必死で集めた串への戦績を評価したのかそんなこと言ってくれちゃって、ついつい柔らかそうな少しクセのある髪へ手が伸びたとき。







「遅れて悪いっっ!!」




よほど焦って来たのか、この寒いのに汗だくなヤツが来なくていいのに飛びこんできた。















※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』














にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト