HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-93

































「ん、…っ、チャンミ、」
「ふ、…ん…っ、…」






とまらない。
ベッドに腰かけ後ろについた手が深く沈む。
僕から絡ませた舌を最初戸惑いがちに、
静かな部屋に唾液の混ざる卑猥な音だけが響く。



「こら、チャンミナ!」
肩を押されボフンと柔らかいクッションを背中で感じた。
「ふぁ?」
「急がなくていいって意味が違う。」
仰向けに倒され真上にユノ。
さっきまでのキスで急ぐとか急がないとか何だっけ?と思ってしまう。
ユノだって上気した頬に荒い息、欲情した眸で何とか言葉を紡ごうとするのが気の毒なくらいなのに。



「…大切なことだから、ちゃんと話そう。」



ぽんと頭を撫でられ、そのまま腕を引かれて立たされた。
気づけばお互いスーツを着たまま。
乱れた衿元をくいっと直してくれるから、僕もユノのネクタイを正してみたり。



「あのさ、急がなくていいってのは、今すぐ結論を出さなくていいってこと。簡単にモデル辞めるなんて言うな。」
「簡単じゃ、っ…」
「簡単だろ?俺の勢いに流されてる。」
そんなことない、とは言い切れなくて僕は黙った。
ユノ、真面目すぎるだろ、…勢いがなくちゃ出来ないことだってあるのに。



「さっきも言ったけど、俺、待てるから。最終的な夢は一緒で、これから先の未来にいつも俺はいる。だからさ、おまえは今、自分のやりたい道を選びな?」
「ユノ、…だって、」
「イタリア行って広い世界で自分を試してもいいし、こちらに残って満足いくまでモデルを続けてもいい。」



穏やかに話し続けるユノへ僕はなんて返したらいいのか分からず黙ったまま。
喋りながら僕の上着を脱がしハンガーに掛ける。
今度は自分のも。
ついさっきネクタイを直した意味はなんだったのかと思う。



「イ・ダル、…ヤツはムカつくけど、チャンミナを信じるし。」



言いながら器用に僕のベルトを外し流れるようにズボンを脱がされた。
気づけば下着姿の僕。
間抜けすぎて靴下だけは自分で脱いだ。
立派なクローゼットがあるのにハンガーに掛けたスーツを壁に吊るし、胸ポケットのブルーローズが妙に存在感を醸し出していた。




「あ、あのさ、…真面目な話しながら脱がされるの、恥ずかしいんですけど、」
「だって時間がない。」
「そうだけど、…でも、」
「な、…あのスーツ、やっぱアレだよな。」
人の話を聞かない相変わらずのユノ。
視線はずっと僕の白スーツで。
そういえばよく話題にするから白いスーツが好きなのかな。





「…アレって?」
「ん、妖精みたい。」
「は?ヨウセイ?」
どこかで聞いたその単語。



「妖精なおまえは駄目。つい独占欲丸出しの本音が言いたくなる。」


ボソッと呟いたそれを僕は聞き逃さなかった。


ぎゅっと背中から抱きつき耳をそこへ当てる。
「いいよ、本音、…言ってほしい。」
片耳を塞いでも聞こえるって当然分かってると思う。
けどそちらを、白スーツへ視線を向けたまま。
すぅっと息をためて、


「ヤツがどれほどいい男で実力あるか知らねぇけど、あんなヤツに惑わされて迷うな、馬鹿っっ!俺はおまえが可愛くてしょうがないんだから、とことん甘やかして囲って閉じこめたいくらいなんだよ本当は!分かったか!!」




シーンとした静寂にユノの荒い息だけが響く。
あっさり塩味のユノが僕だけに向ける可愛い嫉妬。
いや、可愛くないな、…相当な独占欲だ。





───でも嬉しい、そう思ってしまう僕は相変わらずユノ限定の大馬鹿で。




ユノの背中で笑いを堪える僕へ、
「ただの心の声だ、気にするな。」
なんてブスッと言うユノが愛おしくてたまらない。



「ユノ、…時間がないよ、はやく、…」
「チャンミナ?」


「───しよ?」





立ったまま、ユノの両手が僕の頭を掻き抱く。
掻き回すように指を挿し入れるから髪がボサボサで。
でもそんなこと気にならない。
もっと触ってほしい。





口づけながらユノのシャツへ指をかける。
もどかしくボタンを外しネクタイを抜いた。
ベルトのバックルへ目線を落とせば余所見するなと戻され舌が絡まる。


久しぶりのユノ。
欲望のままお互いを求めて興奮しきった僕ら。
縺れるように沈んだキングサイズはどんな体勢も思いのままで、踊るように突き上げられ絡み合い、寝返っては攻めてお互いを貪った。









「…ハァハァ、…」
「ハァハァ、…ハァハァ、」



喋ることも儘ならない。
こんなこと初めてで。
どれだけ飢えていたんだろう?



「…ハァ、…今日のおまえ、…喰われるかと思った。」


「ハァハァ、…う、…うるさいっ、…///」



とろんとろんの顔したユノへ手を伸ばしたいけど今は指一本さえ動かせない。
疲れすぎて、ダルくて痛い。
でも幸せで。






微睡みそうな意識のなか。
ユノがなんと言おうと、
『ユノと離れるという選択肢はないよ。』
そう強く思った。











「ちょっとユノ!そんな髪の毛ベッタベタで行くつもり?」
「あー、時間ねぇもん。うるさいんだよ、年寄りはさ。」


結局少し休んで、この部屋のウリらしい円形のドデカイ風呂へ突っ込まれた。
フラワーバスっていうの?
浴槽に散りばめられた真っ白な薔薇の花びらに笑いが漏れる。
「さすがにブルーローズは高価すぎて使えなかった。」
そう言いながらも満足げなロマンティストのユノ。
これもユノの言う気合いのひとつなんだろう。



「帰るなよ、このまま泊まってけ。どうせ年寄りは早寝だからすぐ戻ってくる。モーニングを一緒に食おうぜ。」
言いながら、僕んちの北の部屋ほどの広さがある風呂でべたべたしてたら止まらなくなって。
こんな短時間なのに有意義にスイートルームを堪能した僕ら。





タオルでグシャっと拭いて飛び出していくユノを眺めながら、僕は本当に久しぶりの幸せな眠りについた、───。


















おはようございます、えりんぎです。
いよいよ始まるか?ってところでしたが、たった数行で終わっちゃってスミマセンσ( ̄∇ ̄;)
もうひとやま越えたら書きますので。。。(苦手のうえ、緩いですが)
私はどうもソコへ至るまでの甘い会話とかシチュエーションが好きみたいです。




ところで。
ブログ開設から1年と5ヶ月と1週間。
沢山のあたたかい応援をいただき、ナント35万拍手越えました(〃∇〃)パチパチ
なぜこんな代わりばえのしない話が?と思わないでもないのですが、
『思わず応援したくなっちゃうようなお話なんだよ♪』という友達の言葉を真に受けてこれからも頑張りますね~(#^.^#)



では。 
いつも拍手やポチッと、とても励みになります。
ありがとうございます(^-^ゞ






※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』














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