HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-94


































ふっかふかなのに弾力のあるベッドは寝心地抜群で、この10日あまりの寝不足を補うようにぐっすり眠った。


せっかく2部屋あるのだからと、ユノが出掛けたあと未使用のベッドに潜ったものの。
清潔でさらさらのシーツになぜか馴染めず、結局戻ってしっとり湿ったぐちゃぐちゃシーツにくるまれ眠りについた。






「ん~~~っ!」
遮光カーテンの隙間から漏れる淡い光。
久しぶりの充分な睡眠に腰は怠いが頭はスッキリで、思いきり伸びをしてもまったく気にならないベッドの広さが気持ちいい。
目を閉じたままぐるっと1回転。
調子に乗ってさらにぐるぐる回れば、



「っ、イテッ!」
「っっ、…ユノっ、…!」



なぜかベッドの端で小さく横になるユノがいて、…いや、戻ってくるって言ってた、起こしてくれたらよかったのにという文句はのみこみペトッと張りついてみる。
「…チャンミナ~……、俺、帰ってきたばっか、も少し寝かせて~」
「どーぞ。」
酒くさいし、この寒いのに汗くさい。
ヤダヤダと思いながらも離せなくて。



「寝てていいよ~」
コソッと耳打ち。
ついでにベロンと舐めてみた。
ピクッと跳ねる体が楽しくて、
ごめんユノ、頭スッキリだからかどうにも悪戯心が抑えられない。



うまい具合に下着だけのユノ。
勢いよくシーツを剥がせば急な冷気にピクピク反応する。
そんな姿に煽られる僕は朝っぱらから、いや朝だからこそ悶々としてて。





僕より厚みのある胴回りや逞しいのに柔らかそうな二の腕。
きめの細かい白い肌。
形のいいヘソ。


格好いいのに綺麗、…はぁ、とため息ついて。
胸のあたりにチュッと悪戯な痕、みるみる鬱血するそれにドキドキして止まらなくなった。


Yシャツから出ないくらいの首筋にひとつ。
鎖骨は窪みに添って。
普段なかなか見れない胸もこのチャンスに凝視する。
そういや舐められるけど舐めたことない。
爽やかなのに絶倫野郎はなかなか主導権を譲らないし。




コレってもしかして、チャンス?
そう思えばまたドキドキしてきた。




ん~、…なんて寝ぼけた声も誘われてる気しかしない。
ポカンと半開きの口が艶かしく惜しげもなく晒した裸体に胸が波打つ。





───いいかな?いいよね?たまには、…




チロッと舌を尖らせゆっくり近づく。
寝込みを襲うみたいで気が引けるけど、考えてみれば僕は何度も襲われてるし。






あと少し、
もう少し、




舌の先が触れる寸前、


バチっと開いたアーモンドアイ。
そこに映るのは興奮した僕の間抜け顔。




「っ、うあぁぁっ、…!」




本当に寝起きかよ?って力で引っくり返され、突然すぎて僕も油断した。



「もぉ、チャンミナ~可愛すぎるって、俺本当に1時間も寝てないんだから勘弁しろよぉ~」
なんて言いつつ早急に侵入してくる指。
「わっ、や、コラッ!朝っぱらから盛るなぁ、///」




「あー、ソレ、おまえ。」


さらっと言ってのけ、
寝不足とは思えない力で組み敷かれる。
気づけば昨夜の余韻でやすやすと受け入れる僕のソコが恨めしい。











結局どうなったかというと、…そうなったわけで。





しかも真っ最中にインターフォンが鳴って。
気を利かせ昨夜のうちに予約したらしいモーニングのルームサービスがあだとなる。
急いでバスローブを引っ掛け部屋を出ていく背中を見ながら笑っちゃって、じんわりと幸福感を噛みしめた。






でも僕にはずっと疑問があって。
「何をそんなに忙しかったんですか?」
一昨日、数分だけ僕に会いに来たけど、実家へ戻って10日あまり。
一切マンションへは戻らず消えるように居なくなったら誤解するじゃないか。
あんな別れかたしてお互い気まずいのはわかるけど、完全に見限られたと思った。



「ん~、まあ、…ごめんな。心配した?」


ユノによってベッドルームへ運ばれたワゴン。
温かいうちに食おうと広げられ誤魔化すようにうやむやにされた。




「俺の『不可能』と『夢叶う』を証明するから。多分おまえ、…すっげ怒るかもしれないけどな。」
それだけ言って、何を聞いてももう教えてもらえず。
「おまえは自分の今後についてしっかり考えな。」
そんなこと言われたらさらに聞けなくて。






今日はオフだけど、昨日パーティーを抜け出したお詫びと今後について話し合う為事務所へ行こうと決め、残してきた仕事があって朝イチに会社へ行くというユノと結局ゆっくりも出来ずチェックアウトした。












────すっげ怒るかも、って言ったよね。





でも僕は、僕を怒らせるなんてユノが消えていなくなっちゃうことくらいだと思ったんだ。



ホテルを出て、ふわふわ足元が覚束ない気分だった。
昨日のパーティーから驚きの連続で夢心地のまま。
僕がふらり訪ねるだけの関係からユリさんのカフェを通して世界が広がって。
それがさらにぐんと遠くなった。


サイズぴったりの着なれたタキシード姿も。
気後れしないパーティーでの所作も。


それでも。
帰ればきっと変わらないベランダがあるって、
おいしそうに一服して木々を眺めるユノを相変わらずストーカー気味に覗くんだって、


そう思う僕を待っていた、北の部屋からの光景。
事務所へ行く前に着替えに寄った部屋からもう癖のように。




「…あれ?」
なんだか少しだけ違和感。
でもすぐに気づいた。


ベランダへ出るときも、戻るときだっていつもいつも揺れていた、カーテンがない。
ここからでは遠くてよく見えないけど、カーテンの向こうに見え隠れしていた物さえ。






───ユノの気配と一緒に、すべてが空っぽで。
















※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』














にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト