HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-2





































寂しいから1日3回のキスは我慢するけどやはり恋愛感情はもてない、と捉えるか。


恋愛感情はもてないけど1日3回のキスを許せるほど俺に会いたくて寂しい、と捉えるか。



まあ、どちらも意味は一緒だけど、断然俺は後者だ。
寂しいと言ってくれた。
僕も譲るからユノヒョンも譲れよ!と何度も頭突きを食らい、痛いのは胸板だけじゃなく内側も痛かった。
それが苦しさからか嬉しさからかそれも分からず、ただ痛かった。








チャンミンの起床時間はほぼ把握している。
ここ独身寮は会社から徒歩10分という最高の立地条件だ。
マンション一棟借り上げのようで何の規制もなく家賃もかなり安い。
ただ3年間という入居期限付きなのが残念だがその間に金を貯めろという会社の温情なのだろう。



ということで、結構ゆっくり寝られる。
起床時間少し前にチャンミンへ電話する。
いわゆるモーニングコールだけど、なかなか出ない。
直接起こしに行くかと足を向けたところでやっと出た。
「ん、…ヒョン?」
「おはよう、チャンミナ!今すぐ来い。」
「は、…はい?」
朝っぱらから電話なんて初めてで、完全に寝ぼけたぽやっと感が新鮮だ。
「…え、…なんで?」
「いいから、来いってば。お前が言い出したんだからな。」
「…は?」


早く早くと急かせば本当に起きぬけのチャンミンがやってきた。
隣だからあっという間。


「なんですかぁ、…っもう、」
眠そうに目をこすりながらブツブツ言うチャンミンの腕を引く。


「あのさ、…覚えてるよな?昨日の、」
「っう、…っ、///」
忘れたとは言わせない。
さんざん頭突きしたあと急にぐったりしたチャンミンを、部屋まで送って寝かせたのは誰だと思ってるんだ。
「そ、それでわざわざ、…よ、呼んだんですか?///」
茹でダコがいくら睨んでも恐くねぇよ。
「まぁ二日酔いだろうなって朝メシに粥作ったんだ。」
くんと、すかさず鼻をならすチャンミン。
腹は減ってんだ?
「…ちょっと焦げ臭い。」
「うるせー。」
きょろきょろ視線が動いてキッチンの鍋でとまる。
むっつり閉じた口元が緩んで、うつ向いて隠したって無駄だよ、全部丸見えだから。



コイツのこういうところが好きなんだと思う。
口で何を言おうが、結局は素直で、すぐ態度にでるところとか。


「でもその前にさ、…」
「…っ、///」
顎に引っ掛けた指がじんと熱い。
少しばかり震えるのは仕方ない、俺だって男相手にせまるなんて初めてで、しかも俺より背が高いヤツになんてまるっきり未経験だ。
「1日3回って、やっぱ朝昼晩かなぁと思ってさ。」
「風邪薬じゃないんだからっ、///!」
「そう言ったのチャンミナだろう?」
朝昼晩は無理そうだから朝夕就寝前か?などと考えながら少しずつ顔を傾ける。


「ユ、ユノヒョン、///ちょ、ちょっと待って、っ」
「なに?」
一瞬動きを止めたけど、悪いがこれ以上は待てない。
夢では何度も重ねてきた唇。
チャンミンには申し訳ないけど、頭んなかでは舌も絡め放題だった。
「チャンミナ、…」
声にならない息遣いで囁く。


───と、同時。


トンっとぶつかるようにチャンミンからの。






「…へ、…?」

 

「い、1回目、…終了///」



え?なに今の、…
キスというより事故なんだけど、…?





しばし呆然とする俺を押しのけキッチンへまっしぐらのチャンミン。
「わぁ、旨そうですね、僕、腹ぺこです!///」
照れ隠しなのか大袈裟にはしゃぐからそれすら可愛くて、最初だし、…まぁいいかと苦笑いで俺もキッチンへ向かった。


───なんてことが、結局1週間ほど続くことになるのだけど。








「ユノヒョンはモテるんだから勿体ないですよ。」
「ん~?」
大盛りによそった丼をハフハフ言いながら旨そうに食べて。
「選び放題なのに敢えて男とか、…頭が変になったのかと思いましたもん。」
「しょうがないだろ?」
時々困ったように眉を下げる。


俺だって軽く告白したわけじゃなくて。
頭イカれたんじゃねぇかって真剣に考えたし、無邪気にじゃれてくるチャンミンへ邪な欲望を抱いてるなんて申し訳なくてかなり悩んだ。


「でもやっぱり恋人は女性がいいと思うから、…恋人、作ってくださいね。僕も応援するから、その努力はやめないで?」





ガツガツ粥を食いながらチャンミンへ目線をあげた。
チャンミンも俺を見ていて、…綺麗で澄んだ眸、言葉数が多い方じゃないけどいつも真摯に言葉を紡ぐ、そんなチャンミンがポツリポツリと。

  

どれだけ残酷なことを言ってるのか、まるで分かってないんだ。




「…簡単に言うな。」
「っ、ヒョンが、適当に軽く言う人じゃないって知ってる。だからこそ、…心配だし、大丈夫かなって、…」
人を病気みたいに言うなよ。
憐れんで見るな。
そう言いたいのに、言えない。
本当に俺のためを思って言ってるのが分かるから。





「せっかくの朝メシ冷めちまうぞ?お前のために早起きして作ったんだからな。」
再び目線を丼へおとしガツガツ食った。
こうなりゃ俺の本気を知らしめるのは持久戦だと腹を括る。
「コレ、うちの商品のレトルトにネギと卵入れただけじゃないですかぁ。」
「うっせ。胃腸が荒れてるかもって生姜をすって入れてあるだろ?」
「あ~、…どおりで、…」
「は?」
「あ、いえいえ。ユノヒョンの愛情を感じました。ありがとうございます。」




そんないつものやり取り。
くしゃり笑った顔の頬がピンクで、
「…ホント、無防備なヤツ。」
聞こえないくらい小さくつぶやいた。


















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