HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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キスは1日3回-3





































「おばちゃんっ、マヨネーズある?」
「あ、ユノさんじゃないか、久しぶりだねぇ。」


それは久しぶりに来た社員食堂での会話。






これまで外食産業や惣菜専門店など主に業務用商品を取り扱う営業だったのが、原材料そのものを取り扱う部署へ配置替えになった。
取引先は製菓メーカーや製パンメーカーになり、新商品開発への提案や市場調査なども行う。
商品開発部との連携も必要になり外回りばかりだったのが社内でパソコンに向き合うことが多くなった。



よって、社員食堂の利用も増えるわけで。
しかも連携を必要とする商品開発部にはチャンミンがいる。



「よっ、チャンミナ!」
「わ、ユ、ユノヒョ、…!///」



チャンミンとの接点が、増えた。



「隣、いい?」
まだ異動になったばかりでほとんど面識のない商品開発部の若い面々と昼食をとるチャンミンの隣に座る。
「え、っ、あ、…どーぞ、///」
なんて言われる前に。





チャンミンがいやに動揺してるのにはワケがある。
今朝、またチャンミンの起床時間前にチャンミンを起こし部屋へよんだ。
ってか、それがもう日常になってた。
餌がないと釣れないから毎朝飯を作ってよぶ。
食品メーカー勤務で良かった、簡単にできるレトルト食品がすぐ手に入るから。
それに少しだけ手を加えるだけで立派な朝食になるんだ。


今朝のチャンミンはいつもより眠そうで。
気怠げな様子についムラっときちゃって、事故的なキスにも飽きてきたし、まあ何て言うか、…濃いのをいただいちゃったわけで。


真っ赤になって怒るチャンミンは俺の興奮材料にしかならず、思わず朝だけで一日分3回のキスをしてしまいそうだった。


思い出すだけでついニヤついてしまう俺の隣で、ハァと大きなため息。
「ヒョン、相変わらずマヨネーズ大好きですね。」
若干呆れ気味に言うから周りの奴らも食いついてきた。
「ユノさん、ソレ、…マジっすか?」
「は?何が?」
「だって白飯にマヨネーズですよ?旨いんです?」
「あ、ああ、旨いよ。」
「うわ、イメージじゃないっすね!」
「そう?」
逆にマヨネーズのイメージってどんな感じなのか聞きたいくらいだ。



「ユノヒョンは高校時代からふりかけの代わりにマヨネーズ持ってきてましたもんね。」
ふふと笑うチャンミンに、よく覚えてるなぁ、って言うより一緒に弁当食ったことあったっけ?とかなり古い記憶を探る。
「チャンミンとユノさん、同じ高校なんですか?」
「だから独身寮で隣になってすぐ仲良くなったんすね!」
周りの連中の興味がマヨネーズから俺とチャンミナの関係に移ってきて。
とにかくすっごい質問攻めで。
何をそんなにと思う。



「だからね、ヒョン。チョンユンホはやり手の超イケメンで有名だって言ったでしょう?みんな貴方に興味があるんですよ。下手なこと出来ませんね?」
そんな言い方するなよ、チャンミン。
俺はお前が好きだってことを下手なことなんて思ってない。
だからやめない。
ことあるごとに道を正そうと躍起になるチャンミンへ──うん、なんて言えない。









今度飲みに誘っていいですか?と口々に言われ、愛想よく了承する。
今後仕事でも付き合いが出てくるメンバーだし、チャンミンの同僚だ、嫌なヤツと思われたくない。
でも大丈夫、変なことバラしたりしないからさ、そんな微妙な顔するなよ、チャンミナ。





昼飯も終わり次々と席を立っていく。
俺に目線だけで合図して戻ろうとするチャンミンの腕をつかんだ。
「っ、ヒョン?」
ビクッと跳ねる。
警戒してるのが丸分かりで少しだけ傷つく。


でも好きなものにはトコトン粘る性格も懲りない性分も、俺は長所だと思ってるから。




「チャンミナ、マヨネーズの話してたら唐揚げが食いたくなった。」
「へ?…く、食やいいでしょ?」
「…チャンミナの唐揚げが食いたい。」
そう言えば、しんと一瞬沈黙が覆う。
下から掬いあげるように睨んでくるけど。


「…もしかして僕んちの冷蔵庫見ました?」
「いいや、チャンミナが下味つけた鶏肉を冷蔵庫へ放り込むのは見た。」
まったく恐くないよ。
むしろ可愛い。
「~~っっ、…もう、しょうがないなっ。///」
結局俺の我が儘を聞いてくれたり。
「ビールはユノヒョンが持ってきてくださいよ!」
案外抜け目がなかったり。



すべてが、やっぱり好きなんだ。













「ヒョン!やっぱりユノヒョンは凄いですねー!」


興奮気味に話すチャンミンの手にはビール、食卓には勿論チャンミンお手製の唐揚げだ。
自社製品の唐揚げ粉をまぶすだけで旨い唐揚げができるのにチャンミンはそれを使わない。
酒と醤油とごま油とショウガ汁、塩コショウを振って朝から冷蔵庫でなじませる。
小麦粉をまぶして揚げるその唐揚げが俺は大好物だった。


「午後からのミーティングでのスピーチ!シンプルなのに論理的で説得力抜群なのに強引過ぎないし、さすがでした。商品開発部のみんな、目が点になってましたよ!」
目がキラキラしてほっぺが落ちそうなほど緩んでる。
「ぷっ、どうしてチャンミナがそんな嬉しそうなんだ?」
思わず言いたくなるほどチャンミンの高揚が伝わる。



「だってヒョン、異動になって初めての全体ミーティングだったでしょ。みんなヒョンの実力を値踏みしようとギラギラしてましたもん。本当に噂通りなのかそれともって、」
「ああ、」
そうか、それであんなに緊迫した雰囲気だったんだと納得する。
「…でも完全にヒョンの実力は知れ渡りましたよ。僕、嬉しくて。鼻が高かったです!」
乾杯とばかりビールを掲げて飲み干し嬉しそうに笑う。



「チャンミナ、…お前、」
可愛すぎる後輩め、どうしてくれよう。


「…2回目、したい。」
膝立ちして上体を傾けた。
「ぅえっっ!///」
腕を伸ばせばヘンテコな声をだして盛大にチャンミンが驚く。
「さ、さ、3回目、じゃないですか?///」
そんなに背中を反ったら届かないよ、チャンミナ。
「そう?ミーティングのご褒美で1回増やしてよ?」
どさくさに紛れてごまかそうとしたけど、やはりそこはしっかり者のチャンミンだ。
「無理無理!そんなご褒美ありません!」


やっと届いた耳たぶを親指と人指し指でスッとなぞり手のひらで包む。
そのままゆっくり引き寄せるのをうつ向き気味に受け入れ、
「ユノヒョン、…今日、みんなの顔見ましたか?ユノさん、やっぱスゲェなって、憧れるよなって。女の子達なんて目がハートになってました。」
小さくつぶやく。
「ん、…そっか。チャンミナも見直した?」


重心をかけた片手がテーブルの上でカタカタ音をたてる。
「見直したもなにも、…僕は知ってるから。高校時代からヒョンはすごい人だって知ってる。…だから、余計こんなのは、…、ヒョンには美人で優しい人が似合うと思うから、…」
「チャンミナ、…」



結構な角度でうつ向いてしまった顔へ掬うように唇を重ねる。
ほんの数秒。
テーブルを挟んで体も首も捩れるようなキツイ体勢だけど、それでも気持ち良かった。



ドクドクと胸が苦しくなるほど幸せな一瞬。
なぁチャンミナ。
この一瞬だけは、否定しないで?


頼むから、…この幸せな一瞬だけは。















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