HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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キスは1日3回-4


































「僕の唐揚げが好きだって言うけどさ、そんだけマヨネーズだらけにしちゃったらどんな唐揚げでも一緒な気がします。」
なんて、そういえばさっき言われたばっか。
唇が油でギトギトだなぁ、あ、でもチャンミンも一緒だからいっか。


そう思いながら重ねたキスは、
唐揚げ風味でぬるっとした。


でも美味しい。
チャンミンとのキスは、ぶつかったような事故的なものか、かすっただけのものか、押しつけてもほんの数秒、…すぐに離される。
それなのに頭の芯がじんと痺れる。
もっと感じたいのはやまやまだけど、チャンミンが許せるギリギリの線だと思うから無理も言えない。



キスのあと絶対に目を合わせないチャンミンの頬をひと撫でして元通り座って。
「な、白飯ある?チャンミナの唐揚げは飯にも合うよな。」
普段通り言えば、やっとチャンミンの肩の力が抜ける。
「あ、…うん、」
ホッとした表情が少しだけ寂しいけどしょうがない。




我が儘なのは俺だって、分かってる。
無理強いしてるのも。
チャンミンが正しい。
チャンミンが正常なんだ。



「ヒョン、はい、どーぞ。」
渡されたのはマヨネーズ、それもカロリーが半分のやつ。
何だかんだ文句言っても俺の好みを否定せず、少しだけ気を使うところもやっぱり好きで。
「ユノヒョン?明日も仕事なんだから早く食べて帰ってくださいよ。」
「あ、…ああ、明日の朝はパン食な。」
「はい?」
これはもう病気かもしれないと思う。


───チャンミナ病。

なんだ、ソレ。
意外に語呂がよくて、…駄目だ、治りそうにない。


















食品メーカーにとって、新商品の開発それによる新しい価値の提供は欠かせない。
営業部と商品開発部が連携を取りながら、商品の分析、具体的なコンセプトを決める。
そしてそれに合わせ試作品の開発、試食調査を繰り返し改善を重ねていくんだ。



商品開発室はレストランの厨房のようだった。
異動してすぐソコを案内され、ついものめずらしい器具を触りまくってたのが良くなかった。
「チョンさん、むやみやたらに触らないでください!」
氷のように冷たい声が突き刺さる。
「あ、すみません。」
衛生キャップとマスクで顔は見えないが声と体型で女性だとわかった。


謝る俺を完全に無視して通りすぎる。
感じ悪いな。
最初の印象はコレ。
商品開発室を出て一旦休憩となったところで、またその声に呼び止められた。 
振り向けば、決まり悪そうにうつ向き加減で立つ女性はなぜか真っ赤で。 
「さっきはキツイ言い方してすみません。私、チョンさんと同期なんです。何度か同期会でご一緒してるのに、…」
そう言う彼女にまったく見覚えがなく、同期といっても結構な人数がいるんだ、
「ああ、…こちらこそ調子に乗ってすみません。」
お互い謝りあって、目が合って、少しだけ笑った。



よく見れば整った綺麗な容姿で、そのわりに男を寄せ付けない鎧を纏った印象。
お洒落に気を使う営業部の女性とは正反対の。
それなのに笑った顔があどけなくて。


少しだけチャンミンを思い出して、俺も笑った。












「その人、僕の指導係の先輩です。」


試作品のとろっとろ卵をピザ生地にのっけて焼くと美味しいんですよとチャンミンが作ってくれて。
今日も俺はワイン片手にチャンミンちに居座っていた。


「へえ、…アチッ、」
「あー、ほらヒョンは猫舌なんだから気をつけて。」
そんな会話をしながらの食事は楽しい。
なにかと世話をやくチャンミンに甘えてしまって、調子にのると叱られる。
再会してまだ半年も経ってないのに、スルッと懐に入ってきた高校の後輩はもうなくてはならない存在になっていた。



「先輩、綺麗なのに仕事にしか興味ないんです。でも真面目に聞けば真剣に返してくれて、僕、好きだなぁ、あの人。」
「っ、俺だって真面目に聞いてくれたら真剣に返すぞ?」
そんなくだらないことを張り合ってしまうほど、チャンミンを独り占めしたかった。


俺にとってチャンミンが掛け替えのない存在になったように、俺もいつかチャンミンにとってそうなれたらいいと思う。




「ぷっ、…でもヒョン、今日叱られてましたよね?好奇心旺盛なのはいいけど、考えるより先に手が出ちゃうところあるから。」
くすくすとチャンミンの肩が揺れる。
「でもそれがヒョンのバイタリティの源ですもんね。」
ふわりと笑う眸には愛しさしか映さず、誰だってこれは誤解するよチャンミナ。



「…チャンミナ、キスしていい?」
「んもうっ、人が真面目な話してるのにっ!///」


チャンミンの手からピザを奪って皿に戻す。
両肩へ置いた手で向き合うように。
暫くそのままチャンミンを見つめた。


「ヒョン?///」


どうせキスするなら早いとこ終わらせてくれって思ってるだろうか。
でも俺は、限られた貴重な3回のうちの1回だから勿体ぶりたい。
チャンミンの意識が俺の唇に集中する一瞬を大事にしたい、…なんてかなり往生際が悪いな、俺も。







「チャンミナ、…いくよ。」
「っ、ヒョン、わざわざ言われると恥ずかしい、です、…///」
だから言ってる。
なぁ、意識してほしいんだ。
同性で高校の後輩で今は会社の同僚で、だけどお前を好きで、それはキスして抱きしめたいって意味の好きで。
お互い納得して受け入れた関係だから。



「も、少し、…力抜けって、…」
両手で頬を覆い、ゆっくりと近づく。
顔を傾け標的に狙いを定める。
やり直しがきかないから慎重にならざる得なくて、たかがキスひとつにこれほど緊張したことなんてなかった。
油断するとチャンミンから事故的なのを当てられるから、そんなときはヒョイと避けるのも巧くなった。



「…、ん、…っ、」
柔らかい感触と共にチャンミンの声が漏れて、そんなことに無性に興奮したりして。
肩を握る手に一層力を込める。
簡単には離さないよ。



最近はこんなキスが通常だった。
1回のキスが特別で貴重で、唇を離さず緩急をつけ食む術も学んだ。






チャンミナ、お前にキスしてるのは俺だと、チョンユンホなんだと、もっとお前に刻みたいんだよ。
















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