HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-6































チャンミンside







軽く当てただけのものから、次第に重ねた熱が意思を持つようになった。
「…チャンミナ。」
そんなに甘く囁かないでほしい。
「ヒョ、…っ、ん…」
重ねたまま擦るように角度を変え、食むように唇を吸われる。
これでは恋人のキスだと文句言いたいのに、気づけばうっとりと身を委ねてしまう。




この人は、そんなこともすべて計算ずくなのかな。
長すぎる1回のキスに体が痺れる。
思わず膝が折れて咄嗟に回った腕に抱き抱えられ、


「…っ、…ヒョンの変態っっ!///」


近づきすぎた体は嫌でもヒョンの昂りを感じ取ってしまうんだ。 


「しょうがねぇじゃん。」
アッケラカンと笑ってまるで悪びれず、
「な、お前は?」
なんて逆に僕のソコへ手を伸ばすという暴虐ぶり。


僕はねヒョン。
並大抵の自制心じゃないと思う。
ヒョンとのキスで反応してしまうなんてそんなこと、
「あ~、…俺、ショック、…」
「あ、当たり前ですっっ!///」
どれだけの努力で耐えているか。



もうコレは、無我の境地だ。












「あー、今日また試作見学だぁ、」
ヒョンにしてはめずらしく朝からテンションが低かった。
「ユノヒョン、いつも子供みたいに叱られてますもんね。」
薄切り食パンと、でんと置かれたいくつかのチューブ。
たまごマヨにツナマヨ、ピザソースもある。
勝手にのっけて食えってことかと食パンを手に取った。
「…俺のも、…ツナマヨ。」
「はいはい。」
いやに甘えてくるときは憂鬱な証拠で。
その原因がわかってるから僕も多少甘やかしてあげるんだ。






ユノヒョンの憂鬱の元は僕の指導係の先輩だった。


ヒョンが今の部署へ移ってきたのは最近で、そのくせ僕より商品知識が豊富だからさすがとしか言いようがないのに。
普段は冷静な先輩がユノヒョンにだけは神経質なほど突っかかるんだ。
道理が通ってるときもあれば、そこまで?って思う時もある。


実際、ユノヒョンは気づいてないけど他の女性社員の間で先輩の立場はかなり危うかった。
若手No.1と噂されるユノヒョンの気を引こうとしてるなどと陰口をたたかれていた。


先輩とユノヒョン、どちらとも交流のある僕はいつも女性社員の質問攻めにあい、先輩を庇いつつユノヒョンが先輩へ特別な感情は持ってないと何度も説明させられた。
僕は先輩を尊敬していたし、それが先輩を守る術だと思っていた。





それがある日。
そんないつもの光景を先輩に見られてしまった。
遠巻きに僕の視線を捉えた血の気の引いた顔。
リップをひいただけの唇が震えて、意思の強そうな眸が今にも消え入りそうだった。



追いかけた僕の胸で先輩が泣いた。
絞りだすような掠れた声で、「…好きなの。」と。
もちろんそれは僕じゃない、──ユノヒョンのことだ。








「なぁ、チャンミナ。お前は先輩のこと好きか?」
それからすぐ、今度はユノヒョンから。


どう答えればいいのか、
頭のなかでぐるぐる考えていたら、──キスされた。


「っ、ヒョン?///」
「あ、悪ぃ、…お前が他の女のこと考えてるから、つい。」
「って、誰がっっ!///」
──聞いてきたんだよ!と言いたい。


けど、言えない。


「アハハ、俺が聞いたんだった。」
そう言いながら僕の頭を撫でるヒョンの手があまりに甘いから。




最近ではこの甘ささえ違和感を感じないくらいお互いの空気に馴染んで、


──ああ、…マズイ、と思う。


このままユノヒョンのペースにのまれては駄目だと必死に抵抗する僕もいるのに。
この心地よさと胸の疼きは何なのか、知りたいと思う僕もいる。






「まぁ、お前、尊敬してるし好きだろ?先輩のこと。俺はなんでか嫌われてるみたいだけど、それじゃあ駄目だと思ったんだよね。チャンミナが好きな先輩と俺も仲良くなりたい。」
「え、…?」
「だからさ、今度じっくり話してみようと思って。」



にっこりと笑うヒョンの笑顔はやはり眩しくて。
先輩は貴方のこと好きですよと、僕から言ってはいけない気がした。


ヒョンは犬猿の仲だと勝手に思ってるけど。
ここから始まる恋だって、きっとある。
そしてそうなるのが正解なんだ。




「…そう、ですか。」



むず痒そうに鼻をすすって指で擦った。
震える唇は、たぶん、これで隠せるはずだから。


















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