HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-11






























───チャンミン、…チャンミナ?




まったく無反応の唇へ触れるだけのキスをおとす。




それでも無反応で。
たぶんアレだな、俺の失言をどう取り繕うか頭ん中ぐるぐるしてるんだろう。
失言なんかじゃないのに。



「チャ~ンミナ。」
今度はチュッと高らかにリップ音をたててやる。
「っっ、…!///」
あ、反応した。
とっさに引いた体を腰ごと片手で引き寄せて、もう一方の手はチャンミンの頬を包む。
次はゆっくり味わうべく顔を傾け近づけば、
「っ、んぷっ」
チャンミンの手のひらに阻止されキスどころか息さえできない。




「っん、…んんーっっ!」
「ヒョ、ヒョンっっ、あんた何言って、///」


今さら口を塞いだところで告白しちゃったものは取り消せないし、取り消すつもりもないよ。
それに肝心の先輩はとっくに帰っちゃったし。


「あれ、…先輩は?」
って、…ホント今さら。





どうして急に1日3回のキスをやめようなんて言い出したのか、ずっと考えてた。
あの日俺の頭を潰れるんじゃないかってほど抱えこんで、藻掻こうが絶対に離そうとしなくて。
ちょうどチャンミンの胸に押しつけられる格好だったから、息苦しい俺がそうだったら分かるけど、…オカシイよな?
チャンミンの鼓動が驚くほど速くて心臓から飛び出そうなほど強いなんて。




唇を大袈裟に突きだし被さったままの愛しい手のひらへキスをした。
跳ねるように退けて何か言いたげに口をパクパクしちゃって。
でも。
「これは3回目にはカウントされないからな。」
手のひらは約束範囲外だ。


そう言うなり顎を掬い半開きの口を塞ぐように俺のを重ねた。
後頭部はあらかじめ押さえてるから簡単には離されない。




いいかげん素直になれよ?
1日3回のキスを何日も何週間も何ヵ月も、
ひたすら俺の本気を注いできたつもり。
キスはもうやめようと言われても最初の拒絶とは違った。
フロアの片隅から、遠巻きに社食で。
チャンミンから感じる視線は愛しい人へ向けるそれだと。
そう確信し、あとはきっかけだとチャンスをずっと窺っていた。





スルリと舌を滑り込ませる。
体が強張るのを宥めるように背中を大きく撫で、後頭部を押さえた手にさらに力をこめた。



チャンミンの舌を探し舐めあげる。
逃げても無駄だよ。
追って、絡めて、吸う、──その繰り返し。
息苦しさと興奮とがお互いの息遣いを荒くする。



「チャンミン、…ハァ、っ、チャンミナ、」
名前を呼ぶだけで昂る体はどうしようもなくチャンミンだけを求めていて。
「…ん、っ、…ヒョ、…ぁ、…///」
上唇だけ付けたまま顔を傾け舌を伸ばす。
尖らせた先でチャンミンの舌を誘う、熱い息に噎せそうで、脳天から蕩けるように震えた。








「…チャンミナ?」
長い長いキスのあと、俺の肩へ顔をうずめて。
恥ずかしいんだろうなってもろに分かるから俺もそのまま触れるか触れないか程度にチャンミンの腰へ腕をまわす。
本来禁止されてたディープキスだけど。
よかった、怒んなくて。
しかもどちらかというと恥ずかしいってよりウットリしてるように見える。



あんなさ、舌と舌を絡ませ合うような濃厚なキス、好きなヤツとじゃなきゃできない。
少なくても俺はそうだし、
チャンミナ、──お前もだろ?



「お前、…高校ん時から俺のこと好きだったの?」
ボソッと呟いたら、
「ち、違いますっっ!」
完全否定された。
ちぇっ、なんだよ?



「僕にはないものをいっぱい持ってるヒョンへ憧れてました。同じ男として羨ましい、っていうか。」
「俺もだよ。」
「へ?」
「俺も、俺にはないものを持ってるチャンミナに憧れるし羨ましいよ。」


なに言ってんの?って顔。
あり得ないって思ってる?
お前がすごいって褒めるヒョンは自分とはまったく違うチャンミンをすげぇなっていつも見てるんだ。


最初はまったく気づかなかった。
一棟借り上げのマンションで、帰りが早いからという理由でゴミ収集場の掃除を率先してやってたり。
同期トップの成績で入社したにもかかわらず、そんなことまったく感じさせない控えめな振る舞いだったり。
人見知りだけど押しつけがましくない優しさを持ってる。



清らかで純粋で繊細なチャンミン。
惹かれるなってほうが、──無理だ。




「お前が好きだチャンミン。後輩としても同僚としても好きだけど、それだけじゃなくもっと愛したいって意味の好き。」
「ヒョン、」
「な、…お前は?1日3回のキスは出来ても、やっぱり恋愛感情は持てない?」



チャンミンの腰へ両腕をまわして逃がさないよう囲む。
好きだって言うまで逃すつもりはなかった。



頼むからチャンミナ。
一歩前にでて、俺との関係を認めてほしい。
俺たちの間にあるのは尊敬や友情だけじゃなく、
もっとお互いを欲する欲望や執着があることを知ってほしい。




「も、…ユノヒョンはすぐ白黒つけたがるから、…」
「…え、…?」


ポツリと小さな声が聞こえてきたのとチャンミンが前へ足を踏みだしたのが同時だった。




──トンっと、チャンミンからぶつかるような、



それはチャンミンとの最初のキスとまったく同じで、いわゆる事故的な。




「っ、…チャンミ、…?」



「…4回目、です。///」
「え、…それって、」



「さ、察してくださいっ!///」






ぼっぼと火照っていくチャンミンがほんの少し素直になって殻を破ってくれた。
取りあえず一歩前進。
でも大きな前進だ。




「チャンミナ、好き大好き、もっとキスしたい。」



しつこいほど好きを繰り返しキスをした。
もう1日3回の約束はない。
困ったように眉を下げながら、でも嬉しそうに笑うチャンミン。


ぎゅうっと抱きしめれば、密着した体は簡単に反応する。
自然に腰が揺れ知らしめるように押しつけてしまい、そこでふと感じた自分のものじゃない熱。
「あ、」
「っっ、…!///」
盛大に照れて逃げようとするチャンミンがどうしようってくらい可愛くて、
「な、見せて、触らせて!」
思わず興奮して手を伸ばしたのが悪かった。


飛んできたのは例の頭突きで。
痛がる俺を背に真っ赤になって逃げていくチャンミン。





───ああ、まだまだ先は長いらしい。




それでも。
俺の一方通行の想いがチャンミンへ届いた。
素直じゃない口はなかなか好きと言葉にしてくれないけど。



「それにしてもユノヒョン、先輩の前で俺のこと好きだろう?なんてよく言えましたね。ほんと、自信過剰にも程があるんじゃ、」
「違うよ、チャンミナ。」


チャンミンの照れ隠しはもう慣れっこで。
ぶつくさ言う尖らせた唇の端っこがだらしなく緩んでることに本人は気づいてない。


「お前からの最後のキスってやつが漏れすぎてて、さすがの俺も気づいたんだよね。」
「っ、…!///」
「ちゃんと聞きたいなぁ、チャンミンからの好き。」
「い、言いませんっっ!///」


ぷいっと目線を外すチャンミンは、食べてしまいたいくらい甘くて。
その日がくるのもそう遠くないと窺い知る。



「ふふ、」
「なに笑ってんですか!///」





俺たちの先行く道は明るい。
───な、チャンミナ。













*********************

おはようございます、えりんぎです。


『写真集買えなかった。泣ける(T-T)記念。マヨネーズ神起妄想』にたくさんの拍手やポチっとありがとうございます(〃∀〃)ゞ


このお話、《1日3回のキスを許される片思いユノヒョンと許すから先輩後輩の付き合いを続けたい寂しがりやチャンミン》という突発妄想のもと見切り発車でちゃちゃっと書き始めたものでして、取りあえず今日の11話で完結のつもりでした。
が、あと3話ほどオマケ話を書きたいんです。


でもね、FEEL行ってTILLを連チャンで行っちゃって、『やっぱり最高に好き(〃゚艸゚)』と感動と興奮をもらってぼぉ~としちゃいまして。
オマケ話は毎日更新できるか分かりません。
覗いて更新がなかったら、書けなかったのね~とご理解ください。
おそらく3話後くらいが完結になると思います。



では!









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