HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-15



































年末はどの業種も忙しい。
食品会社もご多分に漏れず目が回るような忙しさだった。
残業や休日出勤が続き、チャンミンとのゆったりとした時間がとれない。
俺のストレスはあの日以降溜まるばかりだった。





「ユノヒョ~ン、玄関の鍵あいてましたよ、不用心だなぁ。」
そんななか、毎朝の朝飯タイムだけが俺の癒しで潤いだった。
その日は疲れがピークで寝坊した俺をいつもの時間にチャンミンが起こしにきた。


いつもはチャンミンへモーニングコールした後いつチャンミンが来てもいいように鍵をあけるのだけど、良かった、昨夜は日を跨いでの帰宅でそのままベッドへ直行、施錠のことなんてすっかり忘れてた。






「ユノヒョン?まだ寝てるの?起きてくださ~い。」


二間続きの1LDKで、奥の寝室へチャンミンが入ったことはない。
時々掃除してくれてもなぜか寝室だけは入ろうとせず自分でやれと手を出さないんだ。



「ヒョン~、おはようございます、お腹空きましたよ~。」


コンコンと引き戸をノックして、何度も声を掛けてくる。
俺はもうチャンミンの第一声で完全に覚醒してたけど、そこはチャンスとばかりに寝たフリ。
なんとかスーツだけはハンガーへ掛け、下着のまま倒れるように寝ちゃったからシャワーも浴びてない。
臭いかな?
くんと鼻を鳴らすが自分の匂いって分からないものだ。



そんなことよりチャンミン。
絶対に越えようとしないリビングと寝室の境界線を越えてこい。



「ユノヒョン!遅刻するってば、いい加減起きてくださいよ~!」


まだ言ってる。
コチラヘ入ってこないかぎり起きてやんないんだから諦めて起こしにくればいいのに。
毛布を頭からかぶり、ぎゅっと目を瞑った。
口元がどうしてもニヤニヤしてしまうのはしょうがないんだ、だってチャンミナ、可愛すぎる。




「ヒョン、ユノヒョ~ン、お~い、勝手に食パン食べちゃいますよぉ~」
「ヒョンってば、卵と牛乳使っちゃいましたよ。なんとフレンチトーストにしてみました!早く起きろ~!」
「焼きたてが美味しいんだからヒョンが起きてこないと焼けないじゃないですかぁ!も~、ユノヒョン!」



かれこれ15分ほど、笑いを堪えてチャンミンの声を聞く。
あー、そろそろ起きないと遅刻ぎりぎりになっちゃうかも。
これだけ起こされても起きない俺も頑固だが、チャンミンも相当だ。



しょうがない、と起きあがり足を降ろしたところでベッド脇のチェストへ膝をぶつけた。
その拍子に適当に置いたスマホが落下、運悪く足の指先めがけて尖った先が当たるという邪な下心をだした罰なのか。


「っっ、痛ってぇ、!!」




ああでも、不運じゃないな。
小指の先が痺れてじんじんするけど、



「ヒョン、っっ!」



勢いよく飛び込んできたチャンミン。
ベッドに腰掛け上体を倒して足先をさする俺を何事かと近寄ってきた。


俺も騙したわけじゃないけど、チャンミンのこういう純粋なところも好きだなぁと思う。
普段冷静だから時々感情的に動くとき、その原因が俺にあったりしたらそれだけでもう幸せを感じるんだ。




「ヒョン?具合悪いの?」
心配そうに覗きこんで、ふと止まる。
「…それ、…もしかして落ちたスマホが足に当たっただけとか?」
速攻、バレた。
「あー、…うん。」
「お、…大袈裟な、…っ、」
呆れたように言うけどマジで痛いんだって。



バチっと目が合って膨れっ面のチャンミン。
でも本当に心配して慌てて入ってきたのがその表情と握ったこぶしから伝わる。



「も、もういい、…勝手に焼いて食べるからヒョンはシャワーでも浴びてきてください!」


Tシャツとパンツだけの俺を見て吐き捨てるように言って背を向ける。
照れ隠しなのか、慌てて部屋へ入ってしまった自分を後悔してるのか。
でもその背中は俺を拒絶してるわけじゃなくて、
むしろホッとしてるように見える。



「チャンミナ!」
「ぐわっ!」



素早く腕を引き丸め込むように体ごとベッドへ逆戻りすればアヒルみたいな叫び声だして。



「く、…なに、ぐわって?」
「う、う、うるさい、っ、離してって、///」


暴れないよう毛布と俺の体でチャンミンをくるむ。
頭からすっぽり毛布を被ったチャンミンは息苦しいかもしれないが俺は温かい。



「たまにはこうやって起こしてよ?」
予想に反して暴れることなく、俺の胸あたりに頭をのっけて。
「やだ、…それにヒョン、昨日シャワー浴びずに寝たでしょ?」
毛布の隙間をあけたらチャンミンの上目遣いにやられる。



「匂う?」
「すっごいユノヒョンの匂いが濃い。」
「へぇ、…好き?」
「っっ、///くっだらない事言ってる暇があったらシャワー浴びてきてください。」



チャンミンの腕を持ち、俺の目線まであがってくるよう促す。
すぅっとチャンミンの首筋へ鼻先をつけ匂いを嗅いでみる。
寝起きから結構時間がたってるし、チャンミンはあまり体臭も強くない。



「…はやく、一緒に目覚めたい、…」
ボソッと無意識に言ってしまって。


「え?」
「あ、…いや、なんでもない。」




本当はいつまでもこうしていたい。
でも刻一刻と遅刻の足音が聞こえて、
名残惜しくてたまんないけど、


「おはよう、チャンミナ。」
「ぷっ、…いまさら。」


ふわりと笑ったチャンミンへ軽くキスをおとし、久しぶりの愛しい体をもう一度だけ強く抱きしめた。
















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