HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-18












   





















チャンミンside




やっと独身寮が見えた頃には体の芯まで冷えていた。
見上げればヒョンの部屋は真っ暗で、まだ帰っていないのかと決心が鈍りそうだった。


エレベーターを降りて、ふと人影に気づく。
遠目でもあの長身とスタイルの良さだ、誰かなんてすぐに。




「チャンミナ、遅いっ!あと5分待って探しに行くつもりだったんだぞ?」
慌てて駆け寄るヒョンも部屋には入ってないようで、玄関ドアの前で僕を待ってたっぽい。


だってただでさえ白い肌がさらに白く、小刻みに震える唇が青みがかった朱で。
ヒョン、綺麗だ。
酒の抜けきれてない頭で、ただユノヒョンに見惚れた。



「どうした?…ってお前、すげぇ冷たい。」
首筋に頬に、包むように被せたヒョンの手も温かくはない。
何も言わない僕を心配そうに覗きこみ重ねた手を何度も擦る。
「ごめんな、…今日さ、ちょっと調子に乗りすぎたよな?嫌な思いをさせて、ごめん。」
先輩とのセックス云々の会話を言ってるのだと思う。
それでも無言の僕へ気まずそうに口角をあげ、はぁとひとつため息を吐いた。



「わかったよチャンミナ。今夜はもう帰るからお前もゆっくり風呂に浸かって温かくして寝な。」
ポンと肩に置いた手で体を押され、そしてゆっくり離れていく。
「ほら、お前が部屋に入るまで見てるから。明日の朝には機嫌直してくれよ?お前の好きなパンケーキにとろっとろのチーズオムレツも作ってやるからさ。」


優しく言われれば言われるほど、僕は悲しくなる。
そんなんじゃないのに、と。
先輩相手に大口叩いたことを怒ってるわけじゃない。
恥ずかしかったけど、そんなの夜風に吹かれてどこかへ行っちゃった。



ヒョン、僕が歩いて帰るあいだ、ずっとずっと考えていたこと。




「ユノヒョン、…寒い。」
「ん?だから、早く部屋へ入って風呂で温まりな。」



最初で最後でもいいんだ。
今、どうしようもなくヒョンが欲しい。



「…ヒョンが、…」
振り返りざま、ぶつかるようにヒョンへ抱きつく。
不意打ちを食らい思わず後ずさりながら戸惑いがちにヒョンの両手が浮いた。



酔ってるせいにしてほしい。
どれだけ我慢してもいずれヒョンは僕の前から居なくなる。



「ユノヒョンが、温めて、っ…」



それならいっそ、…お願いヒョン、拒まないで。









しんと静まり返った通路で、僕はまったく顔を上げられず最後の審判を聞いてるような思いだった。




「…チャンミナ?」
小さく名前をよんでまた黙りこむヒョン。
ここは独身寮のそれも通路で、誰に見られるか分からないから早く返事をしてほしいのに。
後頭部へ回した手に力をこめた。
ヒョンの腕も自然に僕の背中へまわり、どこへ置いていいのか迷うように一巡し、緩く腰のあたりに収まる。



「チャンミン?」
「…は、い、」
仕事を持ち帰ってると言ってた。
時間がないならないで、さっさと断ってほしい。


長々と抱擁が続き、周りの静けさとは反対に僕の心臓は飛び出しそうに跳ねてるし頭のなかは期待と後悔と劣情と羞恥とごちゃ混ぜで。





「それって、…裸、見せてくれるってこと?」
ぽんと言われて言葉につまる。
もっと他に言いようがないの?とムードも何もないけど、
「…ぼ、僕なんかので、…よければ、…」
としか僕も答えようがない。



「…触ってもいいの?」
「お、お好きにどうぞ、…///」


「舐めても?」
「っっ、…!///」
この人はわざと冗談にしようとして言ってんじゃないかと。
自分が堪らなく馬鹿なことをしてるような気がしてカァと一気に赤面したのがわかった。





「か、帰りますっ!///」
決心したのも早ければ諦めるのも早い。
そうと決まればもう一秒だってここに居たくない。
さっさと腕を解き、体を翻した。 
もうずっとヒョンの顔を見れないでいるからどんな表情なのかわからず。
困らせたならゴメンと申し訳なさで更に逃げたくて、

「っ、チャンミナ、待てって!」
素早く後ろ手を取られ前につんのめりそう。
「ごめ、…ヒョン、忘れてください。」
「やだっ!」


ぎゅうぅぅ、…と今度はヒョンの腕が僕の後頭部を抱く。


「チャンミナ、お前酔ってるだろ?俺、酔った勢いとか酔っぱらいにつけこむのは嫌なんだけど。」
「だったら、…っ、」
「でもいい。チャンミナ限定で酔っぱらいにつけこむ。お前には責任持てるから、だから卑怯でいい。」





ヒョン、そんなこと言わないでほしい。
僕が特別だと誤解するじゃないか。




僕は自分の欲望だけでヒョンを穢そうとしてるのに、───ただ、それだけなのに。


















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