HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-19




































チャンミンside




───おいで、と促され、毎朝お邪魔してるはずなのにみょうに他人行儀な部屋へ入った。



僕の足どりは重く垂らした手の先っぽだけを繋ぎ、優しくそれを引くヒョン。
「取りあえず温まろうか。風呂、…一緒でもいいか?」
そう言うなり湯をためてくるとかって慌てて行ってしまう。
一緒にとか、さらっと大胆なこと言ったよな?
それに気づいて慌てて去っていく背中がなんだかすごく愛おしい。




「ほらスーツはコレに掛けな。スウェット貸してやるから。俺のはすべてゴムがゆるゆるだと思うなよ?新しいのもあるんだぞ。」
「…あ、ありがとうございます、…」
「新品の下着はやるよ。俺と色違いだけど、別にいいだろ?」
「…はぁ、…」
不自然なくらいお喋りなヒョン。
ヒョンも緊張してるんだ。




あれだけキスするたび身体中まさぐって自分のアソコを押しつけてきたのに。
いざ僕がどうぞと言えばこれほど緊張して浮わつくんだと可笑しかった。



チラッと壁に立て掛けた姿見を覗く。
濃紺のスーツにコートを羽織った細長い男が映っていて、ハッキリしてきた意識とは裏腹にとろんと眠そうな酔っぱらい。
こんなヤツを本当にユノヒョンは抱くつもりなのかな。



「ほらチャンミナ、コートも脱げねぇほど酔ってんの?」
腕を持たれスルッとコートを脱がされ、スーツの上着もあっという間に。
どちらかというと落ち着きのない人だからひとつひとつの動作もはやい。
言い出したのは僕なのにと、慌ててネクタイに掛けた手をとめられた。



「…ヒョン?」
「あのさ、せっかくだから全部俺にやらせて?」
「は、…?///」
直立不動の僕を了承したと理解したのか、
「一度チャンミナのネクタイを抜いてみたかったんだよね。」
なんてニヤリ上げた口角がいやらしすぎる。


目の前のユノヒョンは早々に下着だけになっていて、いくら暖房をつけたといっても上半身裸でリビングをうろつくのは寒いと思う。
それをまったく感じさせないこの人は裸族じゃないだろうか。
「おぉ、チャンミナは首筋が綺麗だから、はだけたYシャツの色っぽいこと。」
そのままペロリと舐められ、
「チャンミナと焼酎の味がする。」
なんて、おどけたように笑う。



いつもより5割増に浮わついたヒョンの緊張は当然僕にも伝染する。
僕はというと、目のやり場に困っていた。
目を瞑ってしまうのはウブな女性じゃあるまいし。
うつ向けば臨戦態勢を主張するヒョンのものに目がいってしまうし。
真っ直ぐ見れば、ヒョンの肩越し先程から僕らを映す姿見に視線がくぎづけになる。
ちょうどヒョンは背中を向けた格好。
僕のシャツやネクタイを弄るたび、ヒョンの肩甲骨が上下する。
着やせをするのか、しっかりと背中についた筋肉。
その波打つ動きに囚われる。
これがヒョンの背中かと、僕とはまるで違う広さや厚さに見惚れる自分とついうっかり鏡越しで目が合えば死ぬほど恥ずかしくて。



「…ユノヒョン、もう、…はやく、っ」
堪らず口にしていた。
もういろいろと限界で、
ベルトに手をかけ、まさにソコへ視線集中のヒョンにはとっくにバレてるだろう。
「チャンミナ、…すげ、…っん、…!」
最後まで言わせるものかとヒョンの口にかぶりついた。
今日はまだ朝しかキスしてない。
そんなめずらしいこと、…どれほどキスより先へ意識がいってるのかと。



「っ、ちょ、…まだマズイって、…な、先に風呂。お前、まだ奥歯がガチガチ言ってるもん。湯、たまったからゆっくり浸かりな?」
「ん、…」
「あ、でも風呂に入って酔いが醒めました。酔った勢いの失言は忘れてください、ってのは今さら無しな?」
「う、っ…///」


そんなことお互いの体を見ればすぐ分かるはずなのに、ヒョンなりの僕をリラックスさせる優しさなんだ。





ヒョンには任せられないからスーツは自分でハンガーに掛けて。
「チャンミナはホント細っこいなぁ、それなのにキレイに筋肉がついてる。なあ、その腰のくびれはどうなの?ちょっと俺マジでやばいから早く風呂行こうぜ。」
などと背後からうるさく言われ、はい。そうですね、って軽く言うほど僕はこういう状況に慣れてない。
いちいち動きが止まり振り返ることが出来ないでいる僕へ、すまなそうにヒョンの腕が伸びる。


肩に手が置かれ後頭部に柔らかい感触。
「ごめん、むちゃくちゃ浮かれてんな、俺。」
それは僕も一緒だと言いたかった。
このチグハグさが何よりの証拠で、泣きそうなほどヒョンを求めて高鳴る鼓動も。










多分、おそらく、甘いバスタイムを期待してたであろうユノヒョン。
でも無理。
サクッとシャワーを浴びて湯船につかり、洗わねぇの?と不思議がるヒョンへ、ユノヒョンが出てから洗うと言い張った。



だって僕は準備をしなきゃならない。
でも何を?
どうな風に?
調べたはずが余りに曖昧な記憶で情けなくなる。
その時はヒョンとなんて現実味がなかったから。


ユノヒョンとキス以上ましてやセックスとか絶対に無理。
それが僕の結論だったはずなのに、ヒョンが居なくなるという現実が揺るぎない決心を蹴散らした。



……まではいいけど、焼酎のアルコール度数は25度、最後はストレートで飲んでいた自分を恨む。
ぼやぼやと肝心なところでスッキリしない思考が歯痒くて。




不満そうに風呂から出たヒョンを確認して。
取りあえず洗う。
擦れるほど洗って、指まで使って洗った。


「っ、痛っ、…」
思わず引っ掻いてしまい、
痛いというよりか、悲しい。


こんなことして何になるんだろうと虚しさだけが募って泣けそうで。
それでもヒョンともう会えないと思えばそうそうないチャンスを逃したくないと思ったり。




僕は完全に迷走していた。















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