HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

Strawberry Candle(31)





































~チャンミンside~



















「そうか、決心してくれたか。」




「はい。・・よろしくお願いします。」





仕事途中で屋敷に立ち寄ったおじさんに早々に伝えた。
短い準備期間、あっという間にくるであろう出発に迷っている時間はなかった。




「急な話で不安だろうが、私も精一杯バックアップするから。
あと、ボストンにうちの支社がある。
困ったことがあったらこちらを訪ねるといい。」



「ありがとうございます。」



「ああ、君の推薦状を書いてくれた教授2人には君からもお礼を言っておくようにね。」



「はい、・・分かりました。」





時間がないのだろう、傍らのSPに促され身体を翻しながら、細かいことはジヒョンさんやスヒさんに頼んであるから、と言われた。




背中を向ける直前、・・ふと足を止めて。




「───ユンホには、・・話したかい?」




キュッとネクタイを直しながら僕を覗きこんでくる。




「・・・いえ。」と、それだけ。




「・・せっかく仲良くしてくれていたようだから、寂しいかもしれないが。
所詮、・・男同士だ。
ユンホもそろそろ一生を共にする相手を見つけなければならない。───分かるだろう?」





探るような意味ありげな物言いに。


僕が父さんとの間にあった感情に気づいてるように、目の前の人も僕らのそれを気づいてるのだと確信した。




─────僕はただ頷くことしか出来なかったけれど。















「俺に、・・話すことがあるだろ?」




そう言われたのは返事をした日の夜。
今日まで出張だったのに、誰に聞いたのか、・・まぁ、多分スヒさんだろうな、と思う。



パスポートの申請書類を渡しながら、かなり納得のいかない顔つきだったから。





───実は、・・と話してる間、チェストの上に置かれたシャクチリソバの鉢植えを見つめたまま、微動だにせず耳を傾けるユノ。





こちらが話し終えても一言も発しない。



「あ、あの、・・勝手に決めて怒りました?」



チラッと目線を向けて。



「行くな、───って言ったらやめる?」



「え?」



「嘘、・・言わねぇよ。」





「俺は18歳からその大学で学んだよ。・・行くといい。世界は広いから。」



スッと伸びた手が僕の頬に触れる。



「その代わり、・・ちゃんと帰ってこいよ?」




ふっと笑った顔が優しくて、・・ズクンと胸に痛みがはしる。







───違うんだよ、ユノ。・・僕はもうユノのもとには帰れない。



その一言がどうしても言えなくて。







「MITは二学期制だから、1月にクリスマス休暇がある。
一泊でも二泊でもいい、・・逢いに行くよ?」





俯いてしまった僕の背中をポンッと叩いて、優しげに話しだしたユノ。



「なんだよ?不安か?・・研究員として大学に残っている友人がいる。
そいつを訪ねろ、な?
恋人に変な虫がつかないように見張ってもらおう。」




ハハッといつになく明るく言うから、嫌でも分かってしまう。






────ユノも不安なんだ?



大きな力が僕らの関係を無いものにしようとしている、・・それは到底抗うことのできないもので。



気づかない振りが出来れば良かった。
後少し、・・後少し、・・と、それはとめどなく続く想いだけれど。






「─────ユノ。」


首筋に腕を回してキツくキツく抱きしめた。





「・・ごめんなさい、・・ユノ。」



「なんだよ?怒ってない、って言ってるだろ?ばかだなぁ、・・。」





そう言いながら僕の背中に回した腕にぎゅっと力が入る。
それは心なしか微かに震えてるようにも思えた。





「・・・絶対に、・・戻ってこいよ。」





その言葉は僕とユノの唇の隙間、・・吐息のように零れて滲んで消えた。






















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Comment

point Re: はじめまして

はじめまして。
ありがとうございます(〃∇〃)
ひっそりと閉鎖したつもりでしたが、(短期間だったので)ま*様のような方が結構みえるので、今回ブログを始めて良かったなぁ、って思います。
相変わらず内緒なので、自分のペースを崩さないように無理なく頑張ります!
よろしくお願いします(#^.^#)

2015/05/21 (Thu) 17:15 | ま*様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: ため息が。。

こんにちは!
これはね、絶対必要な切なさなのであと少しご辛抱を!
あと数話のうちに私がずっと書きたかった台詞が出てきますよ(^w^)ムフフ←分かるかな?

2015/05/21 (Thu) 17:03 | ta****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/05/21 (Thu) 11:27 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/05/21 (Thu) 07:21 | # | | 編集 | 返信

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