HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-29





































「そんなに大したものじゃないから。」
「ん?」
「…だからヒョン、」
「なんだよ。」



「そんなにキラキラした目で見ないでってば、///」



リビングでテーブルに置いたバットへアルミ箔を丁寧に敷くチャンミン。
どうやら俺はそんなチャンミンをガン見していたらしい。
しかもキラッキラした目で。



「そう?ま、気にすんな!」
ポンっと背中を叩けば、うぅ~、と唸って。




───可愛い。


やっぱり無性に可愛い。
いつか言ってたチャンミンいわくヘンテコな実験をわざわざ今やっちゃう意味とか。
照れてるのか?
出来ればそうであってほしい。


年食ってから後悔するなんて、そんなクソみたいなこと言うな。
未来は、これから俺達でつくるんだよチャンミナ。
何度でも言い聞かせるって、届くまで言い聞かせるって、──決めたんだよ、俺は。






「このロウソクに釘を通すのが難しいんだ。」
大きめのロウソクに定規をあてて真剣に測ってる。
やっと探し当てたらしいど真ん中へ慎重に釘を通した。
バットの上へ置いたグラス二つに釘を引っ掛けシーソーのように。
「電気消してもいいですか?」
手際よく準備が整い真っ暗闇になった。
そのまま両端にポッとともった炎。


「ふふ、ヒョン、しっかり見てくださいね。」
オレンジ色に染まったチャンミン。
長い睫毛が濃い影を落とし、彫りの深さに見惚れてしまう。
「ヒョン!」と呼ばれ、慌てて手元に視線を向ければ、静かに揺れはじめた。
ポタリ蝋が落ちて、ふっと傾く。
その一瞬激しく燃えて、またポタリ。
その繰り返し。



「おぉ、オートマティックのキャンドルシーソーだ。」



暗闇に浮かぶ炎の振り子が綺麗で。
その規則正しい動きに見入ってしまう。



「蝋が落ちれば軽くなってより重い端っこの炎が激しく燃えるんです。それの繰り返し。それに釘の通し方がうまいと、…あ、ほら、」


嬉しそうにチャンミンが笑った。
チャンミンが笑えば俺も嬉しくて、
くるくる360度回転しはじめたロウソクを眺めながら、「学生時代の理科の実験みたいだな。」と笑った。



「同じ班でさ、班長のチャンミナが真面目に実験してるのに俺がふざけてお前を怒らせるんだ。」
「ヒョン?」
「しばらく口きいてもらえないんだけど、教室へ帰ったら丁寧に記録された実験のプリントが俺の机に置かれててさ、」
「…虫がいいですね。」


口を尖らせたチャンミンの頬を俺ので包み親指の腹で数度擦る。


「あー、やっぱ好きだなって思うの。学祭の時もさ、夜明け前に学校へ忍び込む計画立てる俺に馬鹿じゃないの?って言いながら、でもきっと誰よりも先に付き合ってくれると思うんだよね。」
「……。」


「俺の、叶えられなかったチャンミナとの学生妄想。」
「っ、…///そ、そもそも学年が違うし、…っ、」


照れくさそうに頬を包む手を剥がそうとして、動かないそれに諦めたようにふっと笑う。
いまだにくるくる回るロウソクへ視線を向け、そのままうつ向きがちに目線だけで俺を見た。


真っ直ぐに、熱く、射るように。


「ユノヒョン、…これ、ヒョンと僕です。」


最初何を指してコレと言ってるのか。
よく見ればチャンミンの大きな眸にオレンジの炎と俺が交互に映って、──ああ、と。


「…バランス、悪くないです。」
「チャンミン。」
「むしろ良すぎて、…僕、ぐるぐるしてます。」


剥がすというより絡めるように手を外され優しく握るチャンミン。


「こんなに好きでどうしよって、ぐるぐるしてる。
ね、ヒョン、…僕、嬉しかったんです。」
「ん、」
「トップ出世とか本社を離れる6年間とか、そんな将来のこと当てになんないのに、でもそれを本気で叶えてくれそうなヒョンが嬉しかった。」


「ぜってぇ叶えるよ。」
握る手に力をこめハッキリ言えば、
「期待してます。」
なんて、くしゃっと目を細め綻ぶように笑う。



「じゃあ、もう最初で最後なんて言うな。」
「ん。」
急に素直になったチャンミンが、子供の頃突然懐いた小動物のようで、…ヤバイ、俺こういうのに弱いんだよ。



「っ、するぞ!」
「…へ?」
迷う間を与えずフーッとロウソクを消し、チャンミンの腕を引く。
「え、…あの?」
「俺の部屋じゃないと無理だから。お前を愛そうと思うといろいろ小道具がいるんだよ。」
「っ、///ちょ、っ、ヒョン!」


おろおろするチャンミンの腕を強引に引っ張る。
迷う暇はない。 
キメるなら今だチョンユンホ!と自分で自分を叱咤激励して。





「あ、ある!ありますっ、…///」
「え?」
立ち止まった俺に、引きずられるように体勢を崩したチャンミンがそんなこと。
言ったあと、シマッタって顔して。
「~あの、…小道具、…僕も、…///」
ボソボソと単語だけのそれも俺には何のことかすぐに分かった。



「…マジで?」
「──っっ、///」


ああヤバイ、また殻に閉じこもりそうな真っ赤なチャンミンをぎゅうっと抱き寄せる。
チャンミンの首筋に顔を埋め、顔面崩壊してるだろうそれを必死に隠した。




チャンミンが、
あのチャンミンが、自ら用意した?
もともと持ってるとは思えないから、もちろんそれは俺との行為の為で。
俺と繋がる為の。



ぅわ、マジかよ?///


 
嬉しくて、愛しくて、
堪んない感情で太鼓のように心臓が波打つ。
閉じても閉じてもだらしなく口端が上がる。 





卒倒してしまいそうほど熱くなる頭で、


───死ぬほど、好き。




そう言うのが、やっと。












まさかチャンミンの部屋で初めてを迎えるとは思ってなかった。
チャンミンが普段寝ているベッド。
チャンミンの匂いがしみついたシーツ。
またしても俺の興奮は尋常じゃなかった。



シャワーは絶対と言い張るチャンミンを尊重して、待ってる間も息が荒い俺はどんなに飢えた狼か。
チラッと先輩の台詞が頭をかすめ、大当たりだったと少しだけ笑った。



落ち着け落ち着けと肩で息をして、
相当な覚悟がいるであろう行為を受け入れるチャンミンを絶対に傷つけないと誓う。





もどかしいほど時間をかけて。
そのたびキスをするから、お互いの顔はどちらのものとも言えない唾液でべたべたで。


挿入した指に呻くチャンミンを宥めようと思わず口に含めば、それにはかなりの拒否反応を示した。
「っ、…ユノヒョンが、そんなことしちゃダメだ、///」
なんて、──誰が決めたの?そんなこと。



「大丈夫大丈夫。」
と宥めた。
「俺がしたいの。お前の全部を愛したいんだよ。」
と何度も言い聞かせた。


次第にチャンミンの力が抜けて、気持ち良さそうに声が漏れはじめる。
濡れそぼる自分を含んだ俺の頬を時おり指でなぞり、「…ヒョン」と愛しそうに切なそうに囁くのに胸がツンとする。




解される行為はひどく恥ずかしいのだと思う。
「っ、ヒョン、…も、…いいから、」
堪らず腕を引いてくるが、まだまだ無理。
俺だって初めての経験で、普段慎重とは無縁の俺が慎重にならざる得ない。


どろどろに蕩けて。
ぐったり汗だくなチャンミン。
これだけ待ったをされても変わらず滾ったままの自分のソレが愛おしい。


あともう少し、…そう思ったところで、
「っっ、も、…ヒョン!はやく、っ、挿れ、…!」
泣きだしそうな声で叫ぶから、
切れた、
我慢の糸がプチっと切れた。






そっからはもう、…アレだ。



挿れてしまえば止まらない。
やっぱり無理と叩かれた肩が痛いが、チャンミンの方がもっと痛い。
そして欲を吐き出すまで止まらなかった俺の腰が一番イタイかもしれない。






それでもまあ、最後は気持ち良さそうにチャンミンもイッたから、───良しとしようか。













「チャンミナ~~!」
「っ、……///」
「おーい。」
「っっ、///」





あのまま寝てしまって、待望の寝起きチャンミンを堪能するはずが、



ほぼ同時に目覚め、
目があった途端にベッドから追い出された。



そして今、シーツを繭のように被り塊になってるチャンミンを見下ろす俺。
薄く開いたカーテンからは朝陽がさしこみ、きんとした透明な空気は冬特有のもの。
そんななか全裸で佇む俺はどうかと思うが、ひとことも発しない塊が恐ろしく照れてるって分かるから。




「チャンミナ、ありがとな。」
その塊のおそらく頭であろう部分へ口づけた。
「今日は帰って自分ちでシャワー浴びるよ。」
床に落ちた下着を拾って寝室を出ようと。



「っっ、ヒョン!」
その時シーツからくぐもった声がして、
振り向けばもぞもぞ出来た隙間から視線を感じる。
「シャ、シャワーは、…ここでっ、///」


「あ、…ああ、」




思わず頬が緩み愛しさに胸が熱くなる。


難解だと思えたチャンミンは意外に素直で。
ややこしい数式を解く鍵は、結局のところ『愛』という単純で且つかけがえのないものだったんだ。
















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