HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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キスは1日3回-SS **ユノヒョンの風邪。後編



































チャンミンside





「ついこのまえ高熱だしたばっかだからさ、グッズは揃ってるぞ。」
そう言って、ピタッとオデコにひんやりしたシートを貼られた。
寝室まで一直線に連れて行かれ、床に散らばった雑誌や服を足で蹴散らし道をつくる。


まさかユノヒョンちに行くとは思ってなくて、ユノヒョンだってそうだろう。
じゃなきゃ人を呼ぼうって部屋じゃない、この乱雑さは。


ぼぅとした頭で、風邪が治ったらまず大掃除だなんて考えていた。
「今すぐ片付けなきゃ寝られないとか言うなよ?まず着替えて、シーツと一緒に洗濯するからその間に飯食って薬飲んで寝な。その後見苦しくない程度に片付けるからさ。」


なんだかヒョンがとてつもなく優しい。
頭痛と関節痛は酷いし手足の怠さ重さも変わってない。
それなのにどうだろう。
泣けるほどの苦しさや寂しさがあっという間に消えていく。
ぽかぽかと胸があたたかくて、──そんなときも泣けることってあるんだ。



「あ~~っっ、…っ、もう!」
ヒョンの手が僕のこめかみ辺りを包む。
反射的に目を閉じれば、柔らかい感触。
「お前、ひとりでずっと泣いてたろ。高熱で茹であがった顔して涙の痕残してさ、ほっておけるわけない。」
またぎゅうっとされたら今度こそ風邪をうつしてしまうと抵抗しなきゃいけないのに、
「…ユノヒョン、…」
嬉しくて、…そんなこと出来そうにない。







ハマるという表現が正しいか分からないけど、深く深く根っこが地中に張っていくようにユノヒョンの存在が僕のなかに浸透していく。
主根に真っ直ぐ根をおろし、次に次に広がる側根はもうユノヒョンだらけだ。




ユノヒョンがいないと駄目になるようなヤツにはなりたくない。
これは男のヒョンとつき合う決心をした時に決めたことでもあった。


お互い社会人で、その前に男同士で。
地に足をつけて、甘えず依存せず。
それが長くつき合う為の秘訣だと信じたのに、


───駄目だなぁ、僕は。




風邪をうつさないよう会うことさえしないヒョンと、今こうしてメソメソとヒョンに甘える僕。


情けなくて、劣等感まで生まれる。
でも、──嬉しい、ヒョンにくるまれその温もりに安堵する。


という複雑な気持ちが今回さらに大きくなったというのに、





「ほら、腕あげな。」
言うなりスポッとシャツを抜かれる。
いきなり夜気に晒され、ぶるっと震えた。
ああ悪い、と被せられた着替えのシャツもひやり冷たい。


一歩仕事を離れればいきなり雑になるヒョンをうっかり忘れてた。
自分でやると言いたいけど、マイペースに僕の着替えを進めていく人があまりに嬉しそうで。



「ヒョンあのね、…あまり甘やかすのはタメにならないと思うんです。」
「は?誰の?」
そう聞き返されるほど曖昧な言い方になってしまう。



「う、~っ、」
「唸るな唸るな。次、ズボン。」
「っわ、///」


ベッドへ転がされ、いきなり尻とシーツの間をヒョンの膝が割って入る。
背中が曲がり両足が浮く。
それはあまりに雑なんじゃないかと恥ずかしくて。
逃げをうつ動きを利用され簡単に下着ごと脱がされた。



「っ、…!///」
「だいじょ~ぶ!病人を襲う趣味はねぇから。」
そうは言っても未だスーツ姿の人のアレが、少しばかり反応してるように見えるのは目の錯覚だろうか。
そんな僕の視線に気づいたのか、
「大丈夫だって。コレは本能。俺は理性の男だから!」
なんて馬鹿なこと言ってくるからまた笑える。


こんなくだらないやり取りが実はすごく好きだったりして。
それは相手がユノヒョンだから成し得てることなんだけど。




「また風邪が治ったらな~、」
と、誰に何に言ってるのか、
一瞬僕の中心を撫で勢いよく新しい下着とズボンを履かされた。



なんだか本当に幼児にでもなった気分で面白くない。
僕はあからさまにムッとしてたのかな。
ヒョンの指がベトつく前髪を優しく梳く。


「最近後輩ができて、人見知りのお前が必死に後輩の面倒みてるだろ。頑張ってんなぁって感心してる。」
「ヒョン?」
いつの間に見てるんだろうと思うけど、そうだったこの人には先輩という太い情報網があるんだった。


「真面目で時々頑張りすぎるお前が、ほんの少し寄りかかれる兄の役目もしてやりたいって思ったんだよね。」
「そんなの、…っ、」
「…子供扱いしてるわけじゃない。どんどん一人前になってくお前見てて、寂しいの俺は。」


そう言ってにかっと笑うヒョンはやっぱりズルい。
どれだけ僕を好きにさせたら満足なんだ、この人は。



ぎゅっと唇を噛んだつもりが、
高熱で沸騰した頭と息苦しくてずっと半開きの口が僕の意思を裏切り、


「ヒョンが、僕の目標だから。突っ走るヒョンが見えなくならないように、…僕も必死なんです。」


「…チャンミナ。」



「でも、兄っぽいヒョンも、…好きです。」




なんて、
湯気が出そうなほどの高熱のせいにしてほしい。




人はあまり慣れないことをするものじゃない。
ふらり目眩が襲って倒れるようにベッドへ沈む。


そんな僕の手を取り、
両手で包んだ手の甲へ何度もヒョンはキスをした。









その夜は僕が寝つくのを待って結局ソファーで寝たらしい。
翌日熱が下がらない僕をベッドへ寝かせたまま、ベッド周りを朝コンビニで買ってきたらしいペットボトルや食料でいっぱいにして出勤していった。



僕は昼まで寝たら随分良くなってきた。
枕元には水分と薬、簡単に食べられるもの、そしてヒョンが洗濯してくれた着替え。



至れり尽くせりとはこういうことを言うのかな。
薬が効いてウトウト微睡みながら、嬉しいような悔しいような。






普段ならめったに帰ってこない早い時間に帰ってきたヒョン。
仕事を大量に持ちかえってきたと笑いながら一番にしたのは僕への抱擁で。
随分熱が下がったと嬉しそうにオデコのシートを外し埋めるようにそこへキスをした。










「…ヒョン。」
「ん?」
ベッドへ寝そべる僕から見えるように折り畳みテーブルを持ち込みパソコンを開く。
カタカタと小気味のいい音が響き、会話は無くてもそこにいてくれるだけで安心する。



「約束、…してください。」
「んー?何を?」



「今度ヒョンが風邪引いたら、玄関ドアを開けてください。…僕を拒絶しないで。」





それでも液晶画面にくぎづけの視線や意識にまで嫉妬してしまう僕は社会人としてどうかなと思うけど、



「ふっ、…馬鹿だな、チャンミン。」



視線が絡まり優しげに持ちあがる口角へ見惚れてしまうのは、『風邪っぴきの特権』ということにしてほしい。







「高熱でうとうとしながら、…夢見てさ。キスしようとしたらお前が言うんだよね。もう3回キスしたから終わりですって。」
ベッドの端へ腰かけポツリポツリと。
「あれ?チャンミンが元に戻っちゃった?ってさ、情けないけどかなりへこんで、でも強がった手前今さら会って確かめようもないし。」
ツゥーっとヒョンの指が僕の唇をなぞり、こそばゆさに頭を振ればむにっと摘まんでくる。



「っ、んんっー、…///」
「あはは、可愛いなぁ。…ま、という苦悩をさっさと解消したくて多少無理してシちゃったから責任感じたのもあるし。それに、お前が嫌な夢見たら嫌だなぁってさ。」



なんだよ、ソレ。
だからあんな強引に襲って、結局僕へ風邪をうつして、


「…僕、あんま夢見ないんで、」
「くっ、…でも泣いてたろ?」
「あ、あれはっ、…!///」



言いかけた半開きの口を覆うようにユノヒョンの唇が重なる。
昨夜から、唇へのキスは初めてで。
多少良くなったといってもまだ微熱があるのに。



「っヒョン!またうつりますって、…!」
「大丈夫。俺の風邪は一度かかったら今年はもうかかんないから。」
そう言って、角度を変えたのがもう一度。




そういうもん?
それってインフルエンザとかじゃないの?



そう思いながら、
再び近づくユノヒョンの首もとへ腕を回し、


────僕らは三度目のキスをした。










Fin.













*********************


おはようございます、えりんぎです。



『キスは1日3回』を偶然読まれたという初めまして様よりコメントをいただいたのですが、

《言葉がリアルで妄想の塊》という感想をいただきまして、


なぜか、スッゴクこっ恥ずかしかったんです~(〃ノωノ)



チャンミンは可愛いの塊なのに、私は妄想の塊かぁ~(;゚∀゚)


と言いつつ、明日も妄想の塊更新です。ヨロシク









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Comment

point Re: タイトルなし

mamさん

mamさん、コメントありがとうございます。
あ、笑っていただけました?
明日なんて書いてるときは楽しく書いちゃったんですけど、読み返せば読み返すほどユノヒョン残念な気が。。。笑ってやってください( ̄∇ ̄*)ゞ
ちなみにユノヒョン、むっちゃ仕事できてモテモテないい男なので、お忘れなく!ヨロシク

2016/12/24 (Sat) 20:55 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point

ぶははははは!!
実は、後日談*前 まで読んでコメ。
だってコメ欄開いてるのに気づかなかったんだもん。(笑)
あるある。うん、わかるーーーぅとおもいながら読んで、
今朝は、
うん、先輩ならあるある。ぷぷっ、チャンミンならあるある。ゆのひょん、だーよーねーーーと。(笑笑)
楽しく笑いながらのイヴの朝、えりんぎ★★さん、ありがとね!

2016/12/24 (Sat) 08:20 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

まー**様。

んふふ~
今回はサプライズにしてみました(≧∇≦)
サンタさんがやってくる頃には気づいてくれるかなぁ?って。
忙しい毎日なのに妄想だけはしっかりしてます。←なんせ妄想の塊なので( ̄∇ ̄*)ゞ
それをね、文章にする時間がないんですよ。
明日からのはちょっとね、オマケのオマケ的な?
ユノペンのまー**さんにはどうでしょう。
ま、でも笑って許してくれますね、まー**さんなら(#^.^#)

2016/12/23 (Fri) 19:47 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2016/12/23 (Fri) 19:36 | # | | 編集 | 返信

point Re: うふふ(≧∇≦)

michi***様。

コメントありがとうございます~!
ビタミン剤(〃∇〃)嬉しいっ、
ちょっと笑えて、ほんわか幸せを感じる話を書いていきたいですね。
素敵なクリスマスをお過ごしください(^-^ゞ

2016/12/23 (Fri) 19:35 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2016/12/23 (Fri) 16:45 | # | | 編集 | 返信

point Re: あま~い(///ω///)♪

まみ*様。

いつもコメントありがとうございます~(^-^ゞ
クリスマスって子供にとって夢のようなワクワクするイベント。
夜、ドキドキして絶対起きてよう!と思うのに寝ちゃって、でも朝起きてプレゼントを見たときの興奮と嬉しさっていくつになっても覚えてますよね。
まみ*さんのお勤め先のお子さん達がテンション高いの、なんか想像できます。
幸せな光景ですね。
まみ*さんも、しょうがないなぁって言いながらこの時期ばかりは甘くなっちゃうんじゃないですか?

チャンミンに甘い甘いユノ、大好きです。
そして、ブツブツ言いながら結局お世話しちゃうヒョンバカなチャンミンも。
私は弱ってるユノとチャンミンを覗き見してみたいなぁ。←それを甘やかす2人も(〃∇〃)

2016/12/23 (Fri) 15:46 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

みり*様。

初めまして!
リアルだと言っていただいて嬉しいです、ありがとうございます(#^.^#)
私はリアルのユノとチャンミン萌えして書いてますので、物語というよりは妄想文に近いかな?
ユノとチャンミンの愛し愛される確固たる絆萌えなので同じような話になっちゃいますが、いつも読んでくださってありがとうございます。
この話はもう少し続きますのでヨロシクです(〃∇〃)

2016/12/23 (Fri) 15:33 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

りょん***様。

ありがとうございま~す( ̄∇ ̄*)ゞ
あ、的を得てます?
あらためて言われちゃうと恥ずかしいですね~←当たってますが。
りょん***さんのお母様はとてもあたたかい方だったんですね。
いくつになっても母親って記憶のなかでポカポカあったかい存在です。
ユノにとってもチャンミンにとってもお互いそんな存在だといいなぁ。
誰よりも分かりあえる2人ですもんね!

2016/12/23 (Fri) 15:24 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2016/12/23 (Fri) 12:56 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2016/12/23 (Fri) 09:59 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2016/12/23 (Fri) 06:49 | # | | 編集 | 返信

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