HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-SS **帰省1




















明けましておめでとうございます。
今年もマイペースにユノとチャンミンを愛でていきますので、どうぞヨロシクです(*≧∀≦)ゞ








































チャンミンside


 



「ねぇ、年末は帰省するの?」



急きょ渡された急ぎの仕事を、昼休憩を潰してまでこなす僕へ先輩が言う。


「はひ?」
「あ~もう、口にモノを入れたまま喋らない!」


誰が喋らせたんですか、と思いつつ卵焼きを咀嚼する。
昼休憩を潰すといっても昼ごはんを抜くわけじゃなく、弁当はしっかり食べていた。
昼ごはん抜くとか、僕にはちょっと考えられない。



「えっと、…今年は年明けまでこっちに居て、元旦に初詣がてら帰省しようかなと、…」
「ふ~~ん。」
「な、なんですかっ!///」


大袈裟にニタニタする先輩が気味悪い。
この人は常に僕らをからかうネタ探しをしてんじゃないだろうか。


「去年はシムくん、仕事納めしたその足で実家へ帰っちゃったものね。大掃除して簡単な打ち上げして、さぁ二次会だって時に僕このまま帰省するんでとか言っちゃってさ。」
「…よく覚えてますね。」
「だってあの時のユノさんの顔が忘れられないもの~!」
何が面白いのかケラケラ笑いだした先輩。




あの時は、ヒョンとそういう関係になった直後で。
恥ずかしいというか、衝撃とショックが大きかった。
想像していたより遥かに生々しい行為。
それをすんなり受け入れるほど僕は経験値が高くもないし肝が座ってもない。





そんな僕をユノヒョンは責めもせず、
ただ待っていてくれた。





早めの帰省で大してすることもなく、だらだらしながら年が明け、何となく寝つけず部屋の小窓から眺めた初日の出は、───目が醒めるほど綺麗で。


小さな町の同じような屋根が連なる水平線に、朱鷺色の空と黄みがかった雲。
硬質な空気はその水分まで煌めきに変えるのか、きらきら輝く曲線の向こうに僕が見たのはユノヒョンの笑顔だった。






僕お手製の唐揚げを頬張りクスッと笑みがこぼれる。


そうそう、あの瞬間憑き物が落ちたようにスッキリしたんだった。
もう迷わない。
ユノヒョンが好きで、
それはキスしたいって好きで、
しかもセックスまで伴う好きだ。


戸惑いも後ろめたさも全部、ユノヒョンと一緒に。




そう覚悟を決めたら無性にユノヒョンに会いたくなった勝手な僕を。
『今から独身寮へ帰ります。帰ったら連絡ください。会いたい、ヒョン。』
そんなメッセージ。
たまの帰省で忙しいだろうし人気者のユノヒョンだ、休みぎりぎりまで地元に居るだろう。



それなのに、
『俺も会いたい。俺とやってく覚悟は決まった?』
なんて、すべてお見通しのヒョン。




友達との約束を反故にさせちゃったかもしれない。
なかなか会えない家族に残念な思いをさせたかも。




そんな罪悪感や申し訳なさも、大急ぎで帰ってきたヒョンに抱きしめられその笑顔を見た途端消えちゃって。
『こんな我儘は最後にしますから。』
ヒョンの首筋に顔を埋めてそう言えば、
『なんで?…嬉しい我儘だ。』
そう囁いて優しいキスをくれたよね。











「ちょっとぉ~!なにニヤニヤしてんのよ、気持ち悪いわよシムくん。」
そんな先輩の言葉で意識を戻された。
そっか、ニヤニヤしてた?僕。
「…ユノヒョンとね、帰省するんです。隣町なんですよ、ヒョンの実家。中学でいえば隣の学区で自転車で20分の距離です。」
「あ、っそう。そこまで聞いてないけど、今年は逃げ帰らずユノさんと年越しして初詣するんだ。へぇ~ご馳走さま。」
言いながら僕の卵焼きをつまんで口に運ぶ。



あ~っ、貴重なオカズを!
食べ物の恨みは恐い、じとっと睨んだらどこから出したのかマヨネーズパンが飛んできた。
「お~、こわっ!シムくん、そんなに食いしん坊じゃモテないわよ?」
おどけながら黙ったままの僕を見て、
「あ、別にいっか。アンタにはユノさんがいるしね。」
なんとなく面白くなさそうなのは、僕の気のせいかな?



「…先輩?」
一瞬薄くラインを引いた目蓋をおとし、再び目線をあげた先輩は意地悪そうな笑みを浮かべていた。
「あのね、知ってる?カップルで初詣に行くと神様が妬いちゃってそのカップルは別れるらしいわよ~。」と、ニッコリ。


「…先輩、」
ホント、…意地悪だなぁ、…
「でもね大丈夫!カップルで初詣行っても別れないおまじないがあるから。」
「……。」
「知りたい?」
「べ、べつに、…///」


「んふ、…知りたいでしょ?」






にっ~こり悪魔の笑みが今は呆れたように、でも満足そうに僕のアスパラのベーコン巻きを食べていた。
「ほっんと、どれもマヨネーズ味ねぇ~」
なんて文句言うなら奪うなよ!と言いたい。


でも、聞いちゃった以上、…知りたい。
その、…別れないおまじない、ってやつ?
別に女の子じゃないんだから、そんなの真に受けるなんて馬鹿げてると思う。
そもそも理系女で現実主義の先輩がのたまう“おまじない”ほど当てにならないものはない。




「境内でね、こっそり相手の影を踏むといいらしいわよ。」
「はぁ、」
なのに、しっかり聞いてる僕。
「あと、ピンキーリングを身につけるといいんだって!」
「は?…や、リングとかアクセサリー類は僕、無理です!」
しかも結構真剣に。




結局先輩に笑われ、どっと疲れ、こんなことしてる場合じゃないと仕事に戻った。
あれから社員食堂へ行ってしまった先輩が戻ってくるなり僕を小突く。


「もぉ、マヨネーズ味のアスパラベーコンを卵で巻いたって中身を変えたことになんないでしょっ!」
なんて呆れたように。
ああ、社食でユノヒョンに会ったんだとすぐに分かったけど、そうそう人の弁当の中身なんて見やしないのに。



「アスパラベーコンを卵で巻くなんて斬新だろ?とかって自慢してたわよ!しかも超デレデレして!ホント、気をつけなさいよ。あの単純男。」


はぁ、と先輩の大きなため息。
そして僕も同じように。



弁当は自分で作ってるって言ってるみたいだけど、…嘘っぽいんだよなぁ、



今回の帰省も、実はすごく迷ったんだ。
大晦日は家族で。
それは24年間ずっと、彼女がいたときですら続いてたことなのに。





「おそらくこの独身寮で迎える最後の大晦日になりそうだよ、チャンミナ。」


なんて、ヒョンが言うから。





「予定通りと言えば予定通りだけどな。正式なものじゃないけど、雑談ついでに軽くね、…言われた。」
「ヒョン?」


「…春には新幹線で2時間の距離だ。ま、お隣さんよりはちょっと遠いな?」




───なんて、ヒョンが言うから。















*********************


おはようございます、えりんぎです。
みなさん、ゆったりとしたお正月を過ごせましたでしょうか。


気づけばもう6日。
学校が始まるじゃないですかΣ(-∀-ノ)ノ
昨日大急ぎでクリーニングへ出しっぱなしの制服を取りに行きましたよ~ε=( ̄。 ̄;)フゥ



そんなわけで予告してました
『キスは1日3回』SS初詣編を更新します。
コチラ、ある方の《つぶやき妄想》なのですが、妄想に添いつつジワジワと脱線し、ハッΣ(゚∀゚ノ)ノと、まるで違う展開に驚き修正しつつまた脱線していくという。。。スミマセン


1話ってことは前後編ではないです。
大波も小波もない、さざ波程度のまったりとした話。
SSって何話までのことを言うんだろう?ってくらい10話は超えそう。
まだ完結させてませんが、終わりが見えてきたので更新デス。




では、今年もよろしくお願いします。
いつも拍手やランキングへの応援、ありがとうございます(〃∀〃)ゞ









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