HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

キスは1日3回-SS **帰省5




































チャンミンside




本当はもっと明るく言うつもりだった。
ううん、言わなきゃいけなかった。



「大丈夫、長い人生だ。そのなかの数年間を楽しもうぜ。」
よしよしと背中を擦られ、
転勤する本人が一番不安だろうに明るく何てことないように言ってくれる。


そんなときはユノヒョンがひどく大人に感じて寂しくなる。


大人なヒョンはもちろん格好良いけど、僕としては少し面白くなくて、…足を引っかけたくなる気持ちというか、変な劣情が生まれたりして。



壁に押しつけられたまま、片手を下ろしスウェットの腰ひもへ触れる。
「っ、チャンミナ?///」
驚いて一歩後退したのを引っ張った。
いきなり自分の腰ひもを解かれ、しかもそれが普段そんなことしそうにない僕だから驚くだろう。


「…ユノヒョン。」
自分でも引くほど甘ったるい声がでた。
…けど、ユノヒョンはこういうの好きだよね。
「あ、~///」
自分からはグイグイくるクセに、いざ僕からいけばあたふたするとか。
そういうところも好きだよ。



職場ではまったく隙がないのに僕といると隙だらけだ。
職場で見かける真っ直ぐに伸び自信に満ち溢れた背中も格好いいけど、気負いを脱ぎさり寛ぐ丸まった背中もいいんだ。









「…ヒョン、もう大きい、…」


ウエストのゴムがゆるゆるでよかった。
難なく侵入した手が、頭をもたげてきた目的のものにあっという間にたどりつく。
手のひらで包み指で先端を刺激する。


「っ、ん、…」
息をつめるように漏れる声がやたらセクシーで。
軽く伏せた眸。
流れるような目尻のラインまで完璧だと思う。
ついさっきまで肉食獣だったヒョンが今は僕にされるがままで、…なんだかゾクゾクする。





俺ひとりでも余裕だなんて、
数ヵ月後を見据えるヒョンに面白くなくて。
向こうでも僕に換わるような人ができるのかな。
独身寮ではなく個々で借りた部屋に住宅手当てが入ると聞いた。
一人暮らし用のマンションで、すぐ隣人と仲良くなりそうだ。




さわさわと撫でていたのを思いきって下着の中まで突っ込んだ。
ビクッと一瞬、…それがみるみる質量を増すから僕の方が恥ずかしくなる。
「…ハァ、…どうした?急に、」
恥ずかしいのはヒョンも同じなのか、戸惑うように腰を引くから自然と手が追ってしまう。
「ちょ、…駄目だって、鍋が、…くっ、」
大丈夫だよ、あとは火を点けて15分も煮れば完成だ。






「ユノヒョン、…いいの?」
いつもはヒョンに言われっぱなしのセリフ。
めずらしく突っ立ったままのヒョンは気持ち良さそうに眸を閉じたままで。
仄かに朱が差し、額に汗が滲む。
徐々に荒くなる息が官能的でズクンと僕自身も熱くなってしまうのに。



どうぞと言わんばかりに体を開き、だらんと両手は垂れたまま。
これはどういうつもりだろう?
1年の締めくくりは僕に好き勝手させてくれるってことかな?


ちょっとドキドキしてきた。
普段はユノヒョン主導でほとんど僕には何もさせてくれないから。




「ん、…いいよ、チャンミン、…気持ちいい。」


緩く撫でていたのを握って扱く。
先端から溢れる蜜が滑りを良くし、暖房の効いた静かな部屋にいやらしい水音が響いた。




「…ヒョン、」
「ん?」
「…あ、あのさ、…」
「なに?あ、…っそこ、もっと強くシテ。」





───僕も触って?と、この場合言っちゃってもいいのかな?





いつも僕の体を這う指が今日に限って動こうとせず、それが無性に寂しくなってきた。
さっきまで主導権を握ったみたいでドキドキしてたのに、…このあとどうすればいいのか。



「チャンミナ、…もっと。」
首筋にかかるヒョンの息が熱くて。
「ううっ、~~ヒョンっっ、…!」
もどかしいくらい燻った熱が行き場を探して悶々とする。




意地悪だ、ヒョンは。
僕がからかってると思って本当は怒ってて意地悪してるのかもしれない。


「っ、おしまいですっ!」
勢いよくぬめった手を引き抜き、ゆるゆるのウエストにぽっかり隙間が出来たままなのも無視する。
すばやく壁から抜けようと背を向けた。






僕は馬鹿だ。
せっかくいい雰囲気で鍋を作っていたのに。
ユノヒョンの何気ないひとことに、また過剰反応しちゃって、…ホント成長しないって嫌になる。
ヒョンを誘って、そのくせ途中で尻込みしちゃって、結局はヒョンに構ってほしいだけのヤツじゃないかと情けなくなる。







「逃がすかよ。」
「ぅわ///」




腰に逞しい腕がまわる。
そんなのもさ、──予想しちゃってるんだ、僕は。




再び壁ぎわに戻され添えただけの手が優しく肩から首、頬までのぼって撫でていく。



ああ、…本当にもう逃れられないな。



「面倒くさくって、…ごめんなさ、…」
「ん、何が?」


分かってるくせに、いつもそうなんだヒョンは。
誘うふりして急に逃げたり。
暴言吐いといて急に甘えたり。
そんな僕を全部受けとめてくれる。
ぐるぐる蛇行する僕を責めるわけじゃなく、最短距離で直進し僕を待つ人。



「ん~、実は年末最後にチャンミナからプレゼントか?ってさ、期待して動けなかった。」
僕の唇を指差しツンと押す、…と同時に意味深な笑みを浮かべた。
「っ、それ、…///」
「あ、わかった?」



ただ素直すぎるのがタマに傷で。
言われてみればソレを促してるような雰囲気だった。
壁に押しつけるでもなく隙間をあけていたのは、…そっか、僕が膝立ちしやすいようにか。


「えっと、…も少し、まだ僕にはハードルが、…///」
「それは新年のお楽しみ?」
「は?///えっと、…まぁ、」
「お?っ、やったぁ!」


そして強引に話を進めすぎるのもタマに傷だ。


つき合って1年経つのに、僕から口でシタことがなくて。 
そういえばユノヒョンは初めての日にいきなりシてきたとヒョンの思い切りの良さには驚くし、今でもしょっちゅうシてくれる。



でもそこはハードルの高さがそれぞれ違うんだから、…という僕の我儘がまかり通るんだからユノヒョンはやっぱり僕に甘いんだ。



「…来年、…」
「ん、」
「……も、ヨロシクお願いします、///」
「くっ、…なんだよ?ソレ。」



可笑しそうにユノヒョンが笑って、
僕も一緒になって笑った。






結局僕の意味不明な暴走は意味不明のまま、ヒョンのアレも大人しく鎮まってくれたからうやむやになり、


───ああ、良かった。これでゆっくりミルフィーユ鍋を堪能しつつ、のんびり新年を迎えられる。




なんて呑気に思っていた僕は、
数時間後の僕を想像もしていなかった。
 
















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