HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

キスは1日3回-SS **帰省15




































チャンミンside







少し鼻にかかった声が甘く僕の名をよぶ。
ウトウトしてたらしい。
シャボン玉が弾けたように目が醒め、視界に飛び込んできた近すぎるアップ顔にのけ反ってしまう。



小さな顔に配置良く並んだパーツは嫌味なほど整っていて、それが緩やかにカーブを描く。
真っ直ぐ見つめるアーモンドアイが、
思わず触れたくなるような唇が、
嬉しそうに“チャンミナ”と形を成して。
自然とはやる鼓動の、僕はもう止め方を知らない。












「僕、…寝てました?」
「少しだけね。そろそろ帰らなきゃ夜が明けちゃうな。」
そういえばそうだった。
ここはラブホで、のんびり寝てる場合じゃない。
素早く起き上がってキレイに拭いてくれたっぽい体を確認する。
ユノヒョンは既に服を着ていて僕だけ素っ裸なんて、…もっと早く起こしてよとブツブツ文句垂れながら散らばった服を手繰り寄せた。





「気持ちよすぎて意識飛ばしちゃうチャンミナ、可愛かったなぁ。」
「う、うるさい、です。///」
着替える僕の隣にぼすんと座り、からかうつもりなのかニヤニヤしだした。



「イキそうになると無意識にお前うわ言みたいに俺の名前を連呼しちゃうのな。」
「っ、だから、…!///」
「それが必死で、ふるふるしちゃう睫毛まで可愛いんだ。」


もう、いい加減恥ずかしいこと言うのはよせ!
そんなこと言われても僕は何て返せばいいのか分かんないのに、





「この数日のチャンミンを思い出すだけで、暫く会えなくても俺、頑張れるなぁ。」


なんて、…さらに返答に困るよ、ヒョン。





「ぼ、僕には勝手で強引で事故っぽい記憶しかないんで、…だから、会えないの嫌ですから。鬱陶しいくらい会うんじゃないんですか?」
そう不満げに呟けば更に弓なりに口角があがる。
僕の手を取り、指のひとつひとつへ丁寧にキスをおとす。
最後は小指で、──な、ピンキーリング、俺にハメさせて?と笑った。









一見シンプルなシルバーリングだけど、よく見ると柄が刻まれてる。
「幸せのコインと言われる6ペンスコインがデザインされてるんだ。微妙に色合いがグラデーションになってんの、分かる?コレ、まったく一緒のモノってなくて一点ものらしいぞ。」
うやうやしく掲げて見せるそれは結構高価なものに見える。
ただの“おまじない”にそれほど?
「あの、…コレ結構高くないですか?別に誕生日でもないのに、…」
そう言ってる先から僕の小指にリングがハマる。
「去年は仕事納めと同時に帰っちゃったチャンミンが今年は俺につき合ってくれた、…そのお礼。」




「で、ピンキーリングって左手にするか右手かで意味が違うらしいんだ。右手につけると好感度アップや自己アピールにも長けるから仕事運があがる。それに厄除けの意味合いもあるから普段は右手にしてて。」
ふと視線をおろす。
そのリングは左手にあった。
「俺といるときは左手な。ほら、次はお前。」
そして、ユノヒョンの手に同じようなピンキーリングがもうひとつ。



「…ペア、なんですね。」
「お約束だろ?」
そう言って、ほら微妙に色合いが違うと僕の指とそのリングを並べてみせる。
指輪をハメ合うとか、はっきり言ってむちゃくちゃ恥ずかしい。
この人はこんなこと慣れてるのかな?
差し出されたユノヒョンの手がキレイで思わず見惚れる僕へ急かすように手をヒラヒラさせて。



「指輪なんて初めて買ったけど、すっげぇ恥ずかしいな。彼女へプレゼントですか?って聞かれてさ、つい彼女じゃなくて恋人ですって言っちゃった。変な顔してたなぁ、あの店員さん。」
「…ヒョンは素直すぎるから、」
「まぁな。俺の最大の長所。」
「よく言うよ。」


そんなヒョンの素直さに僕はいつも救われてるよ、とは教えてあげない。
だって覗きこむヒョンはやけに嬉しそうで、僕の気持ちなんてお見通しだからね。



「左手のピンキーリングの意味は言わなくていいです。」
「ん?」
「僕、調べたから。あのね、幸せって右手の小指から入って左手の小指から抜けてくんですって。幸せをよびこみたい人は右手、今の幸せを逃したくない人は左手につけるんです。」
「あ、そうなんだ。」


こういうのは案外いろいろな説があったりして、でも自分に合った都合の良いのだけ信じればいいと思うんだ。




「だからヒョン、僕はずっと左手でいいや。」
言いながらヒョンの指へリングを通す。
スリムで主張しすぎないそれはヒョンの男らしく筋張った長い指にとても似合っていた。
ちょこんと指と指を絡めたお互いの手を暫く眺めていたかったのにヒョンの手がそれを制し、
「俺もずっと左手にする。お前を逃したくない。」
なんて真剣に。



「職場では無理ですけどね。」
素っ気なくこたえてしまう僕は可愛げないのに
「ふ、ホント可愛いなお前。」
とかって笑うユノヒョンの方がおかしいと思う。
思えば最初から、後輩の男性社員へ好きだと告白してくる時点でおかしいんだユノヒョンは。


そして今では、僕も一緒だ。




ヒョンの顔が近づく。  
チュッと軽く口に触れて1回目なんて言うから、今度は僕から、
で、「2回目。」って。
コツンと額を合わせ笑って、
「3回キスしたら帰ろうか。」
名残惜しむような離れそうで離れないしつこいキスをして、僕らはまた笑った。
















にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。