HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後2



































「っ、ユノぉ!サンタサン太がぁぁ!」



ぼすんっと、もう子供でもない伸び盛りのチャンミンがユンホの布団へ飛び乗って、急に起こされ声が出そうになったユンホの口を勢いよく塞いだ。 



んーーっ、と興奮ぎみに唇を押しつけ、突然すぎて面食らうユンホに構わず二度三度キスを繰り返し満足したのかアッサリと離れていく。
まだ数時間前に寝入ったばかりのユンホはどうして自分が最近冷たいチャンミンから熱烈なキスを受けているのか分からず、寝惚けて都合のいい夢を見てるんじゃないかと思う。
「…チャンミナ、」
それならそうと久しぶりの唇をもう少し堪能する為チャンミンの後頭部を引き寄せようとするが、それはキラキラ輝く眸とユンホの頬をぎゅっと包んだ手に邪魔された。



「ユノ、…サンタサン太がっ、///」



紅潮した頬をぷっくりと持ちあげチャンミンがもう一度言ってからやっとユンホはその意味を理解した。
先日何となく、…いや何となくではない、確実にチャンミンのご機嫌を取ろうと養鯉場を覗いたのだ。
予定では昼から納品のはずが時計を確認すればまだ朝早い時間。
チャンミンの反応を逃さず見たかったのにとユンホは悔しいが全身で喜びをあらわすチャンミンに興奮のまま起こされるのも悪くないと思う。



「あのな、チャンミン。もしかしたらサン太の兄弟かその子供かもしれないし、まったく関係ないかもしれない。そっくりだけど、…でもサン太じゃないからな。」
いくらチャンミンが年下だと言ってもそんなこと当然分かっているのにユンホは念を押す、チャンミンの喜ぶ顔は見たいがライバル出現はもうこりごりなのだ。
くりっとしたチャンミンの目が不思議そうにユンホを見た。
何言ってんの?という顔。


「うん。…だから“サンタサン太”でしょ?」


「あー、だからサン太はさ、」


「違うよ、ユノ。サンタサン太!さっき挨拶したら一番に僕の方へ寄ってきてくれたんだ。」


ニッコリと笑ったチャンミンが心なしか頬を染める。
最初こそ意味がよく分からないユンホだったが、すぐに新しい錦鯉の名前を理解した。
サン太ゆかりの鯉だから“サンタサン太”だと言われれば、結構語呂がよく呼びやすい名前にさえチリッと胸を妬くユンホだった。




「ねえ、ユノもサンタサン太に会ってよ。」
ユンホの腕を引き起こそうとするチャンミンを反対に引っ張りぐるっと回転し逆に布団へ組み敷く。
「俺が探して見つけたんだ。いやってほど対面してる。」
そうして先ほどの続きとばかり顔を寄せ鼻先を擦り合わせた。
久しぶりの近い距離、ずっと寂しくて求めていた肌の感触とお互いの匂い。
っくん、…と、鼻を鳴らしユンホはしつこいくらい鼻先でチャンミンのそれを慈しむ。


「ん、…っん、ぁ、…」
それがチャンミンにはなんとももどかしくて、触れそうなほど近い唇がなかなか重ならないのが焦れったくて。
くいっと顔を傾けユンホの唇へ自分のを押しつけた。
まるで食いつくように両唇でユンホの半開きのそこを挟み、何度か啄んでペロッと舐める。
そして今度はもう少し深く、するりと侵入してきたユンホの舌をじっくりと舌で転がした。


「…ん、…チャンミナ、…っ、」
「んん、…はぁ、…ユノ、…ぁ、…」


久しく遠ざかっていたお互いの体温とむんと熱を帯びた空気。
ぴちゃぴちゃと濡れた音が朝の清々しさに不似合いで、でもそんなこと一向に気にせず止まらない口づけが続く。
顔じゅうを紅潮させ息苦しそうに、でも離してほしくないと縋りつくチャンミンを食べてしまいたいほどユンホは愛おしくて。
チャンミンも飢えを満たすようにひたすらユンホをかき抱き熱を分けあって気持ちよさに酔った。




ごくりと鳴ったのはチャンミンの喉で、夢中になって口づけ混ざりあった互いの唾液を嚥下し、それすら恍惚の表情でうっとりと幸せそうに笑う。
最近チャンミンがますます艶を増しエロさに歯止めが利かないと悩ましく思っているのはユンホだけなのだろうか。
気持ちいいと素直に伝える幼さは時としてユンホを堪らない気持ちにさせる。 
もっともっと、…めちゃくちゃにしてしまいたい。
できるはずなど無いのに、もっと自分に溺れて何も手に付かないほど夢中になってほしい。
それはチャンミンへしっかり地に足をつけて自分の夢に向かってほしいという親心とは相反する気持ちで、ユンホは不安定でチグハグな自分を常に叱責していた。




晴れてガンソクに認められ、周囲の身近な人間に祝福され、幼い頃から慈しみ育てた愛情が形を変え永遠になっても。


「…はぁ、…チャンミナ、お前ってヤツは、…」


え?と目を丸くしたチャンミンの唇の端をユンホは親指の腹で拭ってやる。
とろりと垂れた唾液をチャンミンは親指ごとペロリと舐め、さも勿体無いとでも言いたげに満足げに笑うからユンホは本当に堪らないのだ。






「ユノ、サンタサン太をありがとう。僕、いっぱい可愛がって大切にするから。」
昨日までの気まずさなどなかったようにチャンミンはふわりと笑う。
チャンミンはいつもそうだった。
ユンホがどれほどチャンミンを怒らせても、結局チャンミンは許してしまう。
ユンホが傍に居てさえくれたら、それはもう何ものにも代えがたいのだと言いたげに。


「ん、…まぁ、ほどほどにな。」
そしてユンホはこれほど年が離れているのに自分の大人げなさに苦笑いが漏れるのだった。











青々とした葉っぱの群れにほんの少しピンクが混じる葉桜の終わりもチャンミンはキレイだと思う。
桜が散って終わりではなく、また来年キレイに咲かせるためのはじまりなのだから。




春を迎えてチャンミンが進級したと同時にユンホの周りも慌ただしくなってきた。
ガンソクがユンホへ跡目を継がせるため本格的に襲名披露への準備をしはじめたのだ。
思っていたより早いそれに側近の幹部は慌てたがガンソクは強引だった。
ユンホへ引き継ぐこと教えることは山程ある。
それこそ寝る暇などないくらいに。




「さすがユンホさんですね。覚えが尋常じゃなくはやいと組長も驚かれてました。」
「…だったら家にまで押しかけて仕事を持ち込むのはやめにしてくれませんか?」



ユンホが五代目東神組組長を襲名し引退したガンソクは会社経営に専念するのだが、結局はいずれユンホが会社も継ぐのだ。
だが一刻も早く片腕となり働けと急かすガンソクをよそに、ユンホは悠長に関連会社の不動産会社へ出向を希望したりUM芸能の経営へ意見したり何かと親子の衝突が絶えなかった。



それを諫める役が当然のようにロジンヘまわりロジンは頭の痛い毎日を送っていたのだが、最近ではさらに悩まされることが多々あるのだ。



「じきに五代目を継ぐというのにいつまでも離れに居られては困ります。早々に本宅へ移ってくださいませんか?」
「っ、だから、ここを離れる気はないと何度言えば分かるんですか。五代目を継ごうが、俺の住処はここです。」
まずユンホが離れから出ようとしない。
子供の頃から慣れ親しんだ家を出たくないと言うのだが、ユンホがそこまで感傷深い人間でないことはロジンも知っている。
要はチャンミンがここを出たくないのだ。
それをチャンミンが直接ユンホへ訴えるとは思えないからおそらくユンホの独断だろうとロジンは思う。



弟のように可愛がっていたチャンミンとの仲をガンソクが認め公認になってからというもの、ユンホのチャンミン溺愛は見ているコチラが恥ずかしくなるような有り様だった。
チャンミンは気づいてるのかどうか次期組長となれば警護の人数も増えるが、ユンホのそれをまるで気にしない行動に警護組員は当てられっぱなしだと聞く。
だから余計セキュリティがないも同然で庭から丸見えの離れなど出て、チャンミンと一緒に本宅へ移るようロジンは毎回説得するがユンホはニッと笑うばかりなのだ。




「…ハァ、…組長がコチラへみえるそうです。」
離れの玄関脇にズラリと並んだ黒服のひとりがユンホの部屋まで言伝てをしに来て、ロジンの肩がガクリとさらに落ちる。
「は?ただでさえ狭いんだから明日会社で話せよって言ってくれませんか?」
呆れたように吐き捨てるユンホへ苦笑いを返しながら、もう既に何度も言ってるとロジンは心の中だけで呟いた。


これがロジンを悩ませる最大の要因で、文句を言いながら愉快そうに口角をあげるユンホへロジンは舌打ちをしたい気分だった。
「今日も美しい篠笛の音が聴けるでしょうか?」
意味ありげに囁くユンホへ、さぁ?とだけ無愛想に答えたロジンは組長を迎えるべく立ち上がり玄関先まで出ていく。
そのうち何人もの黒服を従えたガンソクが表情だけは面倒くさそうに現れるだろう。
ほとんど寄りつきもしなかった離れへ足繁く通う理由など考えもせずに。













*********************


おはようございます、えりんぎです。



あなたが笑えば~最愛~最終話、そしてコチラの企画話へたくさんのコメントありがとうございました。
みなさんの感想が素晴らしすぎて、逆に恥ずかしくてゴメンナサイですよ~(〃∀〃)ゞ


リアルの2人が不在時の癒しになりました。と本当にたくさんの方からお礼をいただき、私の方こそ寂しさを妄想に変え書かせていただいて感謝してます。
みなさんの応援があってこそ続けてこられました。



そして、つんを何処かへ置き忘れてきちゃったチャンミンと、相変わらず何とも言えない空気を醸しだす2人に当てられっぱなしの私達ですね~(*≧艸≦)
そんななか、このブログの役目も一区切りしたのかな?と思ってます。


リアルを追いかける時間と私自身の生活が忙しくなったということもあり、しばらく毎日更新はできないと思います。
目覚まし代わりにしていただいてた方が多いかと思いますが、ごめんなさい。。。



この企画話は本編で書ききれなかったガンソク&ユンソクをどうにかしよう!(企画のテーマにそって)という主旨のもと、なんだかバカップルになってしまいそうな2人を中心に書いていくつもりです。
ひっそりこっそり、、、書けたら更新という不定期になります。
そして、、、読者さまで仲良くしていただいてるmamさんより、「サン太だよ~!」と画像をいただきまして。
おぉ~、タイトル画にサン太をいれたい!と思ったものの私の加工技術ではそれも叶わず。
さっそく『APPLAUSE』でお世話になったAliさんに泣きつきましたよ(* ̄∀ ̄)ゞエヘヘ


速攻で加工画にしてくださったAliさん、“サン太好き”のmamさん、ありがとうございます♪







それでは、お暇な時にでも覗いてやってください。
週に2話更新が取りあえず目標です。



いつもたくさんの拍手やポチをありがとうございます。




では!








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