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HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後8

































「デイル兄さまの送別会も兼ねたいんだ。」
水炊きをハフハフと口に運びながらチャンミンが上機嫌で話す。
最初はたかが水炊きと侮っていたユンホもあっさりとしているのにコクのある出汁と厳選された野菜や魚介を満足そうに食べていた。
「兄さんの?」
「うん。どんどん話が進んじゃって来月にはお屋敷を出るんでしょ?もう散歩中に話せないんだと思うと僕、寂しくて。」
「そうか、来月に決まったんだ。」


しゅんとしながらも箸はしっかりと動かすチャンミンを見つめ、ユンホはいつかのデイルを思い出していた。
真っ直ぐにユンホを見据えてチャンミンが欲しいと言ったデイルを。
今思えば徐々に極道の道へ足を突っ込んでいくユンホと弁護士になりたいと言うチャンミンの覚悟を試したのかもしれないとユンホは思っていた。
いや、そう思いたいのかもしれない。 
それ以降も散歩といってはチャンミンを訪ねて会話をしているらしい2人をユンホが止める権利はなく、チャンミンがデイルを兄のように慕う姿を見れば微笑ましくさえ思う。
デイルがチャンミンへ向ける思いがどんな種類のものか、ユンホはそれを追及するのはやめた。
追及しても仕方がないのだ、ユンホがチャンミンを手離すことはないのだから。


 

デイルが組を抜けて弁護士になりたいという希望は驚くほどあっさりとガンソクに認められていた。
しかしそこはガンソクだからか、しっかりと条件付きで。
晴れて弁護士を名乗るには約2年の研修が必要になる。
屋敷を出たいというデイルの希望は認められたが研修期間も含めてデイルに与えられた自由は5年、その後はガンソクの息がかかる弁護士事務所へ入るか独立するか、独立すれば東神組の顧問弁護士になることまで決まっていた。
そして共に組を抜けたセヨンを連れていけという条件まで。


とんだ過保護の親バカだとユンホは思うが、そう言えばガンソクは昔から長男のデイルに甘かった。
病弱に生んでしまった後ろめたさか、跡継ぎにしてやれなかった罪悪感か。






そして相変わらずデイルに関して弟の自分よりチャンミンの方が情報がはやく、それが面白くないものの今では諦めにも似た気持ちでユンホはチャンミンの話を聞いていた。
「寂しいな、チャンミナ。」
「ん、…でもそう遠くない場所にマンションを借りたみたいだから。僕、たまに会いに行ってもいいかな?」
「……あ、ああ、…勿論。」
内心メラメラと燃える嫉妬の炎をユンホはぐっと抑える。
それはこれからもチャンミンを応援させてくれるか、と言ったデイルにユンホは頷いてしまったという義理堅さによるもので。


「チャンミナ。」
「はい?」


「はやく抱きたい。」
「なっ、…///」


誰に対してなのか自分だけに与えられた特権をアピールして真っ赤になったチャンミンがコクンと可愛く頷くのをユンホは満足そうに眺めるのだった。















屋敷の桜が散ろうと、変わりなく可憐に咲く桜をユンホは指でたどる。
擽ったいのか身を捩るチャンミンへ、ふっと笑い今度は唇をおとした。
「綺麗だな。」
自然に口から漏れた言葉にユンホは苦笑いをする。
寄り添う桜へ向けて跳ねる錦鯉と目が合ったような気がしたからだ。
躍動感あふれる姿と幾重にも彫られた趣深い目は妙にリアルで困るとユンホは思っていた。
「…ユノ?」
不思議そうにユンホを見つめるチャンミンへ微笑みつつ、ユンホはさりげなくチャンミンの肩を手のひらで隠す。
お前のチャンミナを今から抱くから悪いけど隠れててくれ、…などとユンホが心のなかで呟いてるとはチャンミンは夢にも思わず、逆にユンホが肩下のサン太を撫でているように思えたのだ。
「そう言えばサンタサン太がやっと僕の手から餌を食べてくれるようになったんだ。」
だからサンタサン太の話題を出したのはチャンミンにとって自然な流れで、ユンホにとってはせっかく隠したのにと残念な流れになってしまった。



部屋に備え付けの小ぶりだが清潔なシャワーブースでそれぞれシャワーを浴びた2人は既に裸で、久しぶりに声を気にせず抱きあえるというのに話題がサンタサン太とは。
「そうか、…それより、」
話題を変えようというユンホの意図は目を輝かせたチャンミンには通じず、
「ね、今度一緒に餌をあげよ?今度こそサンタサン太は僕の方へ来てくれると思うんだ。」
ユンホにとってどうでもいい話がしばらく続くことになるのだ。



「主人は養鯉場で見つけてきたユノだけど、でも僕の方が仲良くしてるとおも、」
「っ、チャンミナ!」
そしてとうとうユンホはチャンミンの声を遮ってしまう。
本当に久しぶりなのだ。
先日のようにお互い慰めあうことはあってもなかなか最後まではできず、毎日だってチャンミンのなかを感じたいユンホにとって今日は時間が許す限り気兼ねなくチャンミンを抱けるチャンスなのだから。



眉間にシワを寄せるユンホをチャンミンはこわごわと見つめた。
どうしてユンホを怒らせてしまったのかチャンミンにはわからない。
けれどチャンミンだって実はひそかに期待していて、それが現実になったら今度は緊張してしまったのだ。
だから他愛もない話をして緊張をほぐしてほしかったのにと悲しくなってきた。



「ユノ、…ごめ、」
「ごめん、チャンミナ。」
同時に言って目を丸くしたチャンミンの頬をユンホは優しく包んだ。
「サン太もサンタサン太も、俺にとってライバルだからさ。チャンミンが嬉しそうに話すのにも妬けるんだ。…ごめんな?」
チャンミンに悪気がないのは分かっているのに、大人げない態度をとってしまった。
ユンホはチャンミンの悲しげに揺れる表情を見てすぐに後悔し、もっと大人げない内容の言い訳をポツリポツリと呟く。



「…チャンミナ?」
何も言わないチャンミンをユンホは怒らせてしまったのかと、…しかしチャンミンは怒ってると言うよりは驚いた様子だった。
「ユノ、…ライバルって?誰と誰が?」
恥ずかしいからあまり突っ込んでほしくないユンホだったが、でも今さらごまかすのもおかしい。
「そんなの、…俺とサン太に決まってるだろ?」
「ええっ?だっておかしいよ、ライバルは僕とサン太なのに。」
お互い、何を言ってるのだろう?という顔つきで視線を合わせたまま、サン太相手にどちらがライバルとかくだらない内容かもしれないがユンホにとっては重要なのだ。



「だってお前、餌やりで俺の方へサン太が寄ってくるたびに大泣きしてたじゃないか。」
「大泣きって、…大袈裟。」
大袈裟なんかじゃない、屋敷に来て間もない頃からぼろぼろ泣いて、それを宥めるのにユンホがどれほど苦労したか。
中学生になれば流石に泣かないけれど大好きな食事が喉を通らないほど落ち込んでいた。
高校へ入ってからはさらにひどく、ユンホがいくら呼んでも部屋に閉じこもってしまうほどだったのに。



「そんなにサン太が好きなんだって、実は俺も結構落ち込んだんだけどな。」
ユンホはもう何年も胸に溜め込んだしこりを吐き出すように告白する。
「僕は、…ユノを一番好きなのは僕なのにサン太はズルいって、…僕が一番好きなのにって、…ずっと、」
そしてチャンミンも同じように。
「…え?」
「僕とサン太はいつもユノを取り合ってるライバルのようなもので、でも、…同士って言うか、…」
「同士?」


「ん、…だからサン太の“好き”も僕が受け継ごうって、…」
そう言いながら、チャンミンの指が肩下の刺青に触れる。
チャンミンの執着にも似た“サン太大好き”にユンホはもうずっと嫉妬でやきもきしていて、チャンミンはチャンミンでどれほど自分が可愛がってもユンホを選ぶサン太へやきもちを妬いていたのだ。
「…馬鹿だな、俺たち。」
他人が聞いたら呆れかえるだろう鯉を挟んだお互いの嫉妬だったが、ユンホとチャンミンにとってはどうでもいいことではなく、
「サン太にやきもち妬いてくれてた?どうしよ、ユノ、…嬉しい、///」
そんなに素直に喜ばれたら、格好悪い言い訳もタマにはいいじゃないかとユンホは思う。
 



「サン太の話もいいけど、…今はチャンミンを抱きたい。…いっぱい、シてもいい?」
嬉しそうに頬を染めるチャンミンを食べてしまいたいほどユンホは愛しくて。
チャンミンが頷くよりも早くチャンミンの顎を持ち上げ、本当に食いつくように口づけるユンホだった。












*********************


おはようございます、えりんぎです。


みなさん、ドキドキの当落日でしたか?
仕事中も手につかず、帰ってからのドタバタ。
ああ、…久しぶり(´Д`) =3 ハゥー


希望通りにはいきませんでしたが、まだまだ諦めてませんよ~!
これからこれから(*゚∀゚)=3






リアルのあまりのイチャつきぶりに完全に白旗をあげつつ、次回は鍵記事になります。
ランキングには載りませんので、よろしくお願いします。
いつもたくさんの拍手をありがとうございます♪
気づけば60万拍手超えてました(〃∇〃)
『渇愛』のときに50万拍手狙ってます!と宣言したばかりだというのに。
ホント、感謝です。








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