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HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

Baby don't cry1







おはようございます、えりんぎです。


VLIVEやファンミの字幕版を追ってる間もなく、Mステ出演やドラマ主題歌など怒濤の露出。
みなさんも2人のあまりの全力疾走に息切れしつつ、幸せーーーーっっ(〃∇〃)となってることでしょう。



さて、なんちゃって極道物語のオマケ話がまだ途中ですが、どうしても『ブロマンスのケミ話』を書きたくなりました。


と言うことで、コチラも緩~くお読みください。




























──これだから金持ちって奴は!



腹が立つなんてもんじゃない。
大切に大切に育てた花畑を踏み荒らされたような。
慎重に慎重を重ねつくった砂の城に大波をぶっかけられたような。






天涯孤独の僕をアルバイトから社員にまで引っ張りあげてくれた大恩ある社長の頼みとはいえ、納得出来ないものは出来ないんだ。
5店舗を所有するドーナツショップチェーンのフランチャイズは規模としては小さいかもしれない。
初老の社長も確かに人がいい。
けれど金持ちの気まぐれで会社ごと買い取るとか、しかも店長になって2年目の僕の店だけ潰すとか、…有り得なくて悔しくて悲しくて。




僕は今、新しい雇い主へ直談判の許しを与えられ勢いのまま地下鉄の改札を飛び出た。
本社の場所をよく調べもせず来てしまった、…という心配は無用におわる。
簡単な案内図にさえ載った社名。
よほどでかい会社らしいと世間知らずの僕はほんの少しだけ歩幅が小さくなって、それも悔しい。






嘘みたいな本当の話。
若き現社長がどういう経緯だかドーナツを作りたいらしい。
それもうちのチェーンの看板商品をだ。
金持ちの道楽というのはまるで意味がわからないもので、その為だけに5店舗を所有するうちの会社へ白羽の矢がたった。
ようは会社ごと買収されたのだ。
そのうち4店舗はショッピングモール内にあり、契約等面倒になるからと駅前の独立店舗を閉店させて社長専用の厨房にするとか、、、有り得ない。



僕が面接をして採用し、いちからトレーニングを積んだバイトの子達は全員クビで、社員のソジュンは別店舗へまわされるらしい。
そんなこと、急すぎてなんて説明したらいいのか。
高校時代のアルバイトがそのまま社員採用され四年目の僕はバイトの大学生と同年代だ。
だからなのか、やや決断力に欠ける僕をみんながフォローしてくれて、雇用契約以上の仲間意識を持って楽しく働いてきたのに。



そして社長の頼みと言うのが一番やっかいで、接客と美味しいドーナツ作りをこよなく愛す僕へ新オーナー専属のトレーナーになってくれと言うのだ。
どういうつもりだか知らないが、遊び半分の道楽に付き合うほど僕は暇じゃない。
これはドーナツへの冒涜だ!








改札を上がればその会社はすぐにわかった。
見上げた高層ビルは秋の日差しを反射して眩しいくらいだ。
鏡のような窓ガラスは綺麗だけど、中の様子がまるで分からずとても冷たく見えた。
空にすいこまれるようなビルの最上階をぽけっと見上げ開きっぱなしの口を手で押さえる。 
実はそこから心臓が飛び出そうなほどドキドキしていて、それをごまかすように何度も本来の目的を反芻してみた。





まずは駅前ショップ閉店の撤回だ。
隣駅の再開発によって一気に寂れてしまった駅前ではショッピングモール内店舗のような数字を残すのは難しい。
けれど、あちらにはない対面式ショーケースや独立店舗だからできる開店時間の早さ、古き良きのんびりとした時間の流れ、それをオーナー野郎の一存で潰すなんてどうかしてる。


そして僕は美味しそうにドーナツを頬張るお客さまの顔が見たくて此処で働いてるのであって、間違ってもオーナー野郎の気まぐれに付き合う為なんかじゃない。
そこはしっかり言わなきゃ。と意気込んでみたものの、再度見上げたビルのデカさにくらりとなって手のひらに書いた人という字を続けざまに飲み込んだ。











「シムチャンミンさん、でしたね?」


「…は、はい。」


美人が怒ると迫力万倍、…な気がする。
と、惚けたように見ていたのが更に美人の気に障ったらしく、
「シムさん!貴方、遅刻しておいてよくそんな間抜け面していられますね。」
などと弾丸のような勢いで叱られ、僕は申し訳ありませんと項垂れるしかなかった。 






ビルに到着したのは約束の15分前だけど、何度も高層ビルを見上げたのがよくなかった。
くらりと揺れた体がお年寄りにぶつかってしまった。
ふらふらの身体には重すぎる荷物をついタクシー乗り場まで持ってあげたのがついさっきで。
思いきり走って戻ったけれど約束の時間をほんの少し過ぎてしまった。
こんなことならお年寄りごとおんぶして連れていけば間に合ったのにと後悔してももう遅い。
それに向こうは気づいてないけど、実はそのお年寄りはお客さまだ。
何度かひとりでみえて、必ずモッチリングとブレンドを召し上がるお客さま。
勉強は苦手だったけど、こういう記憶力は抜群の僕。 


何度も頭を下げるお年寄りに名乗りでることはできなかったけれど、お客さまの役に立てたことがとても嬉しい。
その気持ちは遅刻を責められる苦よりも上回るはずだった。








今、目の前にいる美人はおそらく秘書だろう。
その秘書が社長の目を見て遅刻を詫びろと暗に訴えてくる。


が、…秘書の後ろに立つ男2人。
どっちだ?どっちなんだ?


もしかしてこれも試験のひとつなのだろうか。
僕の直談判を聞くかどうかの。
そう思えば自然と真剣味がわいてくる。



すぐに目がいくのは向かって左。
歳は30前後、長身の僕とそう変わらない背の高さに手のひらで掴めそうなほど小さな顔。
ああ、もしかしたらこの会社のイメージモデルかもしれない、会社員にしてはイケメン過ぎる。
いや、でもモデルにしては仏頂面じゃないか?
切れ長の眸と通った鼻筋、結んだ口元から顎のラインまで何もかも整い過ぎて愛嬌がない。
社長かどうかはさておき、僕は左の男へ“ちょっと苦手”の烙印を押した。



30代半ばと思われる右の男性は左が鋭角だからか柔らかい印象のこちらも結構なイケメンだった。 
ハッキリとした顔立ちなのにくどくなく、むしろ清潔感漂う爽やかないでたちで、“好印象”と僕は心のなかでつぶやく。




「っ、…シムさん?」
「はい、…遅れて申し訳ありませんでした。」
美人の眉が吊り上がった。
気の強い美人は苦手だ。
「貴方、真剣さが足りないのよね。社長の5分は貴方の丸一日に相当する価値があるの。たかがドーナツ屋の店員風情をここへ呼ぶ社長も社長ですけど、」


カチンときた。
いくら美人で大会社の社長秘書でも言って良いことと悪いことがある。


「待ってください。遅刻したことは謝ります。社会人として非常識な振る舞いでした。でも、たかがドーナツ屋の店員風情ではありません。」
「え?」



「ドーナツ屋は世界中の人を幸せにする立派な職業です!」



高らかに宣言した僕へ、右の好印象さんは優しげに微笑み。
左のちょっと苦手は小馬鹿にしたように鼻で笑った。















*********************



再びえりんぎです(〃∀〃)ゞ


溺れそうなほどの情報でお忙しいなか、ここへも足を運んでくださったみなさん。
ありがとうございます。


突然書きたくなった『ブロマンスのケミ』です。
情熱マンスールと冷静マンネな2人なので。
本来なら立ち位置反対の話でも成り立つかなぁと思ったのですが、今回は『ブロマンスのケミ』妄想のみで。
情熱マンスール妄想はまたの機会でお願いします。






ボチボチのんびり書かせていただいてます。
次の更新がどちらかは気分次第ということで、、、すみません(;´v_v)ゞ



いつもたくさんの拍手や応援のポチをありがとうございます。
ではまた!










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