FC2ブログ

HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSEー恋慕ー6


















      (Aliさんより画像をお借りしてます)

















イ・ダルside






──俺に抱かれなよ?そう言ったのはいつだったか。




ああ、そうだ。夏の終わり、ひいきのチームが下位打線に連打をくらい大逆転を許した消化試合の球場だった。
一目惚れを信じるほど純情じゃねぇけど、雑誌で見かけて好みのタイプだと思っていた、ソイツが偶然目の前に現れたらそりゃ、…堕ちるだろ。




恵まれた環境で、今まで欲して手に入らないものなどなかった。
そのくせ本気になったのはカメラだけという俺が。
欲しくて。 
欲しくて。
どうしても手に入れたかったヤツ。


いつも嫌悪感をあらわに歪めた唇を、いつか必ずほぐしてやろうと。
結局見ることの叶わなかった柔らかい微笑みで、いつか俺の名を呼ばせたいと。






「ダルさん。やはりさすがです。ありがとうございました。」


それが叶ったのがソイツと恋人の愛の巣でだなんてやりきれない。


「珈琲のおかわりお持ちしましょうか?僕の奢りです。」
にっこり笑った顔は満たされて幸せそのもので。
まったく入る余地のない自分がムカつくし情けないのに、…綺麗で、見惚れるほどやっぱりチャンミンは綺麗だった。


「…いちごスムージーがいい。」
「は?」
「ユノだけの特別メニューとか言うなよ?俺にも飲ませてよ。」
「あー、…別にいいけど。…甘いですよ?」



知ってる。
ってか、甘いのはお前らだっての。



ユノが手配したスタジオで撮影した翌日の今日、急きょ夜の便でイタリアへ帰ることにした。
こういうとき祖母の名が有り難い、すぐにファーストクラスのチケットが届いた。
そして今、空港へ向かうまでの時間をチャンミンとの別れを惜しむべくカウンター席を占拠している。




「ぅげ、…甘ぇぇ、」
「だから言ったじゃないですか。ユノの真似なんてするから、っ、」


ユノの真似、…それもいいな。
俺には敵わないがヤツも相当なイケメンだし。
けど俺はアイツほどお人好しじゃないし、爽やかでもない。


「ユノの真似したら俺のこと好きになる?」
「バッカじゃないですか?ユノはユノだし。」


そう。ユノはユノだ。
お人好しに見えてチャンミンが絡むと狡猾に手をまわし俺を排除するのに必死だ。
実際スタジオだっておさえにくいこの時期に最高のハコを用意しやがった。
さっさと撮って、諦めて帰れと?
しかもお前も一緒に撮んのかよ?
爽やかさをウリにしてるつもりだろうが俺は騙せない。
昨日の撮影では俺だけじゃなく、騙せたのはチャンミンくらいだろう。
スタジオの奥から発せられる殺気はかなり修羅場を潜ってきた俺でさえ背筋が凍るほどだった。
…ってことを、チャンミンには内緒にしてやるから。



だからもう暫く、チャンミンとの時間を俺にくれよ。



仕事中にうろうろすんな。
年寄りに挟まれて食事とか、いらねぇんだって。




「アナタはイ・ダルなんだ。チャラチャラしてるのに一旦カメラを構えると別人になって、アナタの魔法が被写体を恍惚の世界へつれていく。」
「チャンミナ。」


「これは絶対ユノには真似できない、…ね。」
クスッといたずらっ子のようにチャンミンが目を細める。
可愛いな、…こんな顔もできるのか。




ふと昨日の撮影が思い出された。 
あれはあれで衝撃的だった。
ついさっきまで強張った不安げな表情しかできなかったのに。


ユノが隣にいると言うだけでこうまで違うのかと。
そう思うほど花が綻ぶような笑顔を、
俺に撮れと言うのか、──チャンミナ。






「だからもう諦めろって言うんだろ?ユノがチャンミンを離す気がないってことは分かった。でもチャンミン、お前は?勝手に進めすぎだろ、ヤツは。」
独立して事務所を構えるとか、親族への挨拶に同行させるとか、…ああ、あと犬を飼うとか言ってたな。
真っ白な大型犬。


「ふふ。久しぶりに突っ走る子供っぽいユノが見れて僕は嬉しいですよ。」
「は?ユノならなんでもいいのかよ、チャンミナは!」
なんてことを、言ってしまってから俺は大いに後悔した。
「僕、ユノに関してはストーカー並みの愛なんで。」
それは、それこそモデル時代でもお目にかかったことない極上の笑顔で。



そこまで言われたら、もう諦めるしかない。
いや、昨日撮影の時点でそれはわかってて、だからこそイタリアへ帰ろうと思ったわけだし。



「世界的なカメラマンを恋人にするチャンスを逃したな、チャンミナ。」
負け惜しみと思われてもいい。言わずにいられなかった。
それなのにお前は言う。
それもまたしても極上の笑顔で。


「でも世界的なカメラマンを友人に持てるかもしれない。」



敵わないな。
今初めてハヌルさんの気持ちが理解できた気がして。
ああ、とだけ言って奥歯をかみしめた。









ハヌルさんはもうしばらくコチラで仕事があるから帰りは俺ひとりで。
お店があるから見送れなくて、と申し訳なさそうに言うチャンミンへ首を振る。
店先まで見送ってくれただけでも以前とは雲泥の差だ。
「出来上がった写真は向こうから送るよ。楽しみにしてな。」
そう言えば、あ、撮影料!と慌てて店へ戻ろうとするのをすかさず腕を回して止めた。
そんなくだらないことに費やしてる時間はない。
「いいよ。いらない。」
「駄目です。借りを作りたくないし。」
なんだよ、それ。友人じゃないのかよ?
俺の不満げな様子にチャンミンはニカッと笑った。
「まだ油断ならない人だからね、アナタは。」


あー、っそう、…そうかよ。
それならそうと、ご期待に応えなきゃな。


「っ、ぅん!」
チャンミンの腰へ回したままの腕を思いきり引き寄せ、よろけるように倒れた体を抱きしめた。
「んじゃ、体で払って。」
そのまま両手でチャンミンの頬を覆う。
店先だけど構わない。
これはチャンミンへキスする最大のチャンスだ。



と、勢いよく覆い被さった体が気づけば逆に吹っ飛ばされていた。


「っ、…痛ぇ、ったく、仕事しろよ、仕事!」


壁に打ちつけた腰が痛い。
よくも邪魔しやがったな、と怒鳴りたいところだがユノの形相が鬼のようでそれもできず。
「ダル。お前さ、せっかく遠慮して遠くから見てるだけだったのに。調子に乗んな!」


知ってる。
ユノの長身で嘘みたいに小さな頭が乗っかったスタイルはどこに隠れてても目立つんだ、馬鹿。



「…ストーカーはユノ、お前じゃねぇの?」
ボソッとつぶやいた文句が聞こえたかどうか。
ユノはよく分かってないな。
「っ、…ぷっ、」
吹き出したのはチャンミンで。



それは、どうして今カメラを持ってないのか悔やまれるほど、弾けるように幸せそうな笑顔だった。

















*********************



おはようごさいます、えりんぎです。




いよいよビギアゲツアーをしめくくる京セラドームがはじまりました。
ベスト盤のようなセトリでのツアーはこの先ないでしょうね。
本当に幸せなライブでした~(〃゚艸゚)
怒濤のプロモも本当に本当に幸せでした。


私は明日のオーラス参戦してきます。
が、WITHツアーと違うのはこれからもずっと続くってことですよね。


楽しみっっ!
そして、あ~、働かなきゃっっ(*゚∀゚)=3←ウレシイタメイキ





そしてコチラは念願のイ・ダル目線。
イ・ダルは好き嫌いがぱっくり分かれて面白いです。
最初にチャラんほビジュアルが浮かべばいいんですけど、変なビジュアルが浮かんじゃうとダメですよね~ワカルワカル( ̄∀ ̄)
もうしばらくのご辛抱を。。。





では。
いつも拍手やポチっと、ありがとうございます♪









にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト