HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後18


































ユンホの了解を得ることなく跡取りをもうける計画は具体的な日程まで決定していた。


来年のソユンの卒業を待って入籍し、妊娠中、生後3カ月まではユンホの離れで寝食をともにしなければならないというのだ。
その後、親権はユンホのもとに。
ソユンは役目を果たし実家に戻って自らの人生を歩めばいい、代わりに実家の小さな組は東神会の後ろ楯を得て潤うのだ。



「もしお互い情がわき婚姻関係の継続を望むのでしたらお好きになさってください。将来的にはそれが最も好ましいと私は考えますがね。」



ロジンの口端だけをあげた独特な笑い、それをこれほど憎く感じたのはユンホにとって初めてだった。
何かと邪魔をするロジンだが、認められてるとユンホは思っていた。
ユンホにとってはチャンミンが、チャンミンにとってはユンホが、絶対に切り離せない関係だとガンソクすら納得させたのではなかったか。


「ユンホさん、そんなに睨まないでください。なにもチャンミンを追い出そうって話じゃない。これまで通りで結構です。ただ慣らしとしてソユンには屋敷へ通ってもらいエナに花嫁修行をしてもらうつもりです。これは取り引きです。若いソユンが承知してることをまさかユンホさんが駄々をこねたりしませんよね?」
ユンホは言葉なくロジンを睨みつけ、強く握りすぎて蒼白になったこぶしがユンホの膝のうえで震えた。
「それは、…父の、組長の命令でしょうか。」
チャンミンを得るため組を継ぐ決意をしたはずが、それが足枷となり今度はチャンミンを悲しませることになろうとは。
「いえ。計画したのは私です。どちらにしてもいずれ跡継ぎの問題は生じますし、組長へは簡単に報告で済ませました。貴方とチャンミンが納得すればそれでいいと仰ってましたよ。」



愛人契約を結んでいたチャンミンをユンホへ譲る条件としてガンソクが提示したのはユンホが組の跡目を継ぐこと。
そして今、跡目の襲名は目前に控えている。
誰ひとり異議を唱えずすみやかに行われるはずだった跡目にこんな落とし穴があったとは。
今ここで頑なに拒否するのは得策ではない。
ユンホはロジンの提案を一旦受け入れ、あらためて策を練ろうと考えた。
跡継ぎをもうけるのが跡目の仕事だとすれば、条件をのんだ自分に断る権利はない。
けれど、やすやすと請けられる計画じゃない。
愛のない取り引きだとしてもユンホが誰か別の人間を抱き子をもうけるなど、チャンミンが納得するはずがない。
それにユンホ自身がどうしても堪えられない。
ユンホが肌を合わせたいのは、一生チャンミンだけなのだから。












ロジンがうまく立ち回りその日ユンホはソユンと二人きりで話す機会を得られなかったが、来週には通ってくるというソユンのこと、そしてこの状況は自分で説明するとロジンの口出しを禁じていた。



はぁ、…という大きなため息はエナのものだ。
チャンミンが勉強のためユンホの部屋へ行ったのを見計らいユンホはどうにも言いにくい話を切り出していた。



「そのお嬢さんにはなんの罪もないのにねぇ、」
勿論そんなことユンホは痛いほど理解している。
純粋に家のため、それだけのために見ず知らずの男の子供を産もうというのだ。 
ユンホはソユンを出来る限り傷つけない方法でこの話を白紙に戻したかった。
「わかってる。ソユンは遠縁の子がエナさんを頼って花嫁修行をしにきたことにしてくれないか。ユンソクさんには申し訳ないけどチャンミンにバレないよう協力してほしい。」
あの水炊きの日から顔を見せないガンソクを憂いて最近真剣に新居探しをはじめたユンソクが思いつめた表情で頷く。
「ユンホさん。何か考えでも?」
此処で世話になって数ヵ月、もう家族のように接してくれるチャンミンを思うとユンソクは自分のことのように胸が痛い。
ユンホの子を産むため修行に来るという女性へ自分は優しく接してやれるだろうか。
何も知らないチャンミンはきっとひとつ年上の女性へ親切に接するだろう。
そんな2人の姿を自分は見てられるのか。



「…出来る限り跡目の襲名を急ぎます。今の俺と組を継いだ俺では権限がまるで違う。父にもそう言います。いくら跡継ぎのためでも、俺はチャンミンを悲しませるようなことはしたくない。」
断固としたユンホの口調に迷いは一切無いものの、この話が流れて困るのは相手の組だということもユンホには分かっていた。
取り急ぎ調べた状況ではソユンの組は緊急に援助を必要としているらしい。
もし自分がいっさいの権限を与えられたら迷惑料としていくらでも援助してやれるものをとユンホは思っていた。
それほど先日会った相談役も高校生のソユンでさえ切実な様子だったのだ。



「…社長はひどい。」
「え?」
ポツリと呟いたユンソクへユンホは聞き返す。
ユンソクの言う社長とはガンソクのことで、ユンホとチャンミンの仲を認めていながら本人達の意思を無視してると言うのだ。
「元々跡継ぎを産ませる為だけの婚姻なんておかしい。それも本人達が望んでないのに。組のことを一番に考えるロジンさんの暴走を本来止めるべき地位にある人が、…」
「…ユンソクさん、」
ユンソクの白い肌がめずらしく怒りで紅潮している。
ガンソクに対しての強い憤りはこの件だけではなく、歩み寄ってもかわされ、そうかと言って離れようとすると思わせ振りなことを言う、そんなガンソクに業を煮やしたユンソクの言動だった。



それをユンホも充分承知していたからユンソクがガンソクへ直談判したいと言い出しても止めなかった。
この件に関係なく二人はもっとぶつかって話し合わなければいけないと思っていたから。


「ユンソクさん。父は今夜屋敷に帰ってるはずですよ。あの人はどうも自分のことになると臆病風に吹かれるから突然訪ねるのがいいかと。母屋まで送りましょうか?」
父親と言えどユンホから見てもガンソクの態度はもどかしく、背中の天女が誰を思ってのものなのかそろそろはっきりするべきだろうとユンホは思っていた。
ユンソクはユンホの客人だから母屋に近づくことはなかったが、ここは強行手段に出てもいいんじゃないか。
ソユンの件をガンソクへ直談判したとしてもきっと何も変わらないだろうが、ユンホはユンソクがガンソクと二人きりになるチャンスを作ってやりたかったのだ。



「いえ、ひとりで行ってきます。社長の秘書やボディガードとは面識もありますし、たぶん大丈夫かと。」
そう言いながらユンソクの表情は心もとなくユンホは心配になる。
一緒に立ち上がったユンホをユンソクは優しく止めた、これは貴方達だけじゃなく僕の問題でもあるからと。
ユンソクだってわかっているのだ。
20年、…何重にも覆われた若かりし頃の純粋な想いが長い長い時を経て蕾をつけるのか、それとも固く閉ざしたまま芽吹くことなく朽ちるのか。






廊下に出たユンソクはコトンと微かな音を聞いた。 
まさかと焦って見たユンホの部屋は静かに沈黙していてチャンミンが勉強に集中しているのが窺えほっと胸を撫で下ろす。
ユンホが取り引きで仕方なくといっても別の誰かと入籍し子供をつくるなどチャンミンが可哀想で見てられないとユンソクは首を振った。
素直で純粋でひたすらユンホだけを追いかけるチャンミンがそれに堪えられるはずない。
もしチャンミンがこの離れを出たいと言い出したら自分の家へ迎え入れてやろう、ユンソクにとって新居を探す新しい目的がこの日できた。






そして震える手で閉めた襖に背をあずけ、チャンミンは押し潰されそうな胸の痛みにたえていた。
そっと左肩に手のひらを重ねる。
これはそんなにやわな覚悟のしるしじゃない。



生まれながらに、
いや、チャンミンを手に入れる為決心を固め極道の道へ足を踏み入れた人へ。



何があろうと、チャンミンはついていくと決めたのだから。













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Happy Birthday 。。Yunhoヽ(〃∀〃)ノ。.:*:・''゚☆。.:*:・''゚★゚''・:*。.:*:・''゚☆。.:*:・''゚★゚''・::*:・''゚☆。.:*:・''゚★゚''・:*





年を重ねるごとに魅力的になっていく貴方をずっと応援しています。
おめでとう、ユノ!








遥かこの先が見えない道でも
君が笑うなら前に踏み出すよ
だからさあ歩こう
二人で歩こう
きっと大丈夫ずっと続いてる





(ユノ、チャンミン 妹・作)







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