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HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後22


































ぺろんと舐めればほんの少し鉄の味がする。
大袈裟に痛がるユンホの舌を吸うように舐めて、満足そうに笑ったユンホからお返しとばかりキスを与えられる。
チャンミンはうっかり時間を忘れそうなほどユンホとの甘い時間に酔った。



本当は独り占めしたい。
誰にも渡したくない。



でもそれは我儘だとチャンミンは思う、ユンホと抱きあえば確かにユンホの愛情を感じるのだから。





「チャンミナ、…無理してソユンと仲良くする必要はないからな。」
鼻先を擦り合わせ、っくんと匂いを嗅ぐ。
ユンホの親指がチャンミンの頬を優しく撫で、視線が合うたびチュッと唇を合わせた。
「どうして?無理なんかしてない。すごく、…いい人だし。」
「…そうだな。俺もしっかり話すのは初めてだけど、あんなに明るくて素直な子だと思ってなかった。ソユンはソユンだもんな。」
困ったように笑うユンホの鼻先へチャンミンは口づけ、コツンと額をあずける。
チャンミンにはユンホの迷いが手に取るようにわかった。
好きとか、そういう迷いではなく。
ソユンを傷つけたくないという迷い。
思わぬ展開で好印象を持ってしまったチャンミンを傷つけたくないという迷い。
それならば自分のすることはひとつだとチャンミンは思う。



「あの、…ユノ、」 
「あ、そういえばチャンミンは何か用事があって俺を呼びに来たのか?」


「…、あ、あーーーっ!」
そうだった!
エナさんに言われてユンホを呼びにきたことなどすっかり忘れてまったりしてしまった。
チャンミンは慌ててユンホから離れ、まだ半裸のユンホを着替えさせる。
今朝からどうもご機嫌ななめらしいエナをこれ以上怒らせるわけにいかないのだ。



急いで居間へ戻ろうと部屋を出たところで玄関のドアが開く音と数人の男達が入ってくる気配がした。
さっとチャンミンを背にやり、ユンホが大股で歩いていく。
組のものが呼びもせず勝手に入ってくることはない。
何があったのか、「ここで待ってるように。」と言いつけたユンホの声音は強張り嫌な予感しかしない。
先程までの甘い雰囲気が嘘のように研ぎ澄まされたオーラを纏い歩いていくユンホをチャンミンは追いかける。
チラッと鋭い視線を向けられるが物怖じしない。
チャンミンに置いていかれるという選択肢はないのだから。



「チャンミン、大丈夫。親父の秘書達だ。」


ユンホがため息混じりで呟き、さらに男達の向かう先へ歩いていく。
男達は居間ではなくユンソクの部屋へ向かっていた。
「ユンソクさん!」
戸惑いの表情であとを追うユンソクへユンホは声を掛ける。
「すみません、…こんな急に、あの、…実は、」
しどろもどろで話すユンソクも急なこの事態を知らされてないらしく、どうユンホへ説明すればいいのか困ってる様子だった。



「さっそくソユンさんの手料理ですか?順調じゃないですか。」
最後に玄関を入ってきた男、ロジンがニヤリと笑いながらやってくる。
ちっと舌打ちしたユンホがロジンを睨むがロジンにそんなもの通じるはずなく、
「そう睨まないでください。今日はユンソクさんを迎えにきただけなんですから。」
そう言いながら周りの男達へどんどん指示を出していく。 
ユンホは何も聞いていないのでこの状況が分からない。
それなのにロジンはあっさりとユンソクが本宅へ移り住むことを告げた。
「ああ、それからチャンミンも一緒に本宅へ来るようにとのことでしたよ。」とも。



「っ、馬鹿なことを言うな!」
怒りにまかせ怒鳴ったユンホへロジンは軽く肩を竦め、でしょうねぇ、などと軽く言うからユンホの眉間が音をたてそうになる。
「ユンホさん。だから貴方は駄目なんですよ。弱味がバレバレなんです。困ったものだ。」
やれやれと言ったふうなロジンへ楯突いたのはチャンミンだった。
「義父さま!!ユノを侮辱しないでください。僕は弱味になんてなりません。」
「ほぉ、…チャンミン、少しは大人になったか?これは楽しみだ。」
そう言って笑うロジンが何を指して言っているのかユンホにはわかる、わかるからこそ許せない。
今にも殴りかかりそうなのをユンソクに止められた。
事情を説明させてほしいと言うのだ。



ゆっくりと体の力が抜けていく。
ユンホはこの怒りを分散させようと深く息を吐いた。
憎むべきは、ロジンじゃない。
どんな話であろうと蹴散らすほどの力を持たない、不甲斐ない自分なのだ。











「ユンソクさん、」
チャンミンの目がきらきらしている。
ユンホは笑う気分ではないがあまりに無邪気なチャンミンの笑顔につい口元が綻んでしまった。



ソユンが行儀見習いで通ってくるのを機会に本格的に新居を探すつもりだとガンソクへ伝えたはずが、なぜか新居が見つかるまで母屋でユンソクが世話になり、代わりに同年代で話も合うだろうハイルが離れに移り住むという話はユンホにとって初耳だ。
「すみません。なかなか言い出せなくて。」
言いにくそうに恐縮するユンソクをユンホは微笑ましく思う。
先日のガンソクとユンソクの話し合いでそんなことになっていたとは。
ユンソクにはユンホの件を利用してガンソクへ近づいたようで罪悪感があったのだろうか。
そんなこと気にしなくてもいいのに。
それよりガンソクの住む本宅へチャンミンを連れていくのだけは反対だった。



自分がどうにかする。
その為に跡目の承認を得られるよう本家浩道組から頼まれた厄介ごとを試されてるのを知っていて引き受けたのだから。





「謝ることなんてないですよ、ユンソクさん!ハイル兄がコチラへ来る必要はないと思いますが、…でもお邪魔ですもんね。ふふ、これから毎日ユンソクさんの篠笛が聴けるんですね!」
「チャンミナ、お前は聴けないぞ。本宅へ入るのは許さないからな。」
あ、そっかぁ、と言って照れ笑いするチャンミンはこの場でひとりだけ浮かれているようだった。
居間の座卓にはロジン、ユンソク、ユンホやチャンミンの他にエナやソユンもいる。
ユンホの跡継ぎ計画をチャンミンだけが知らないと周りは思っているし、それを隠しながらチャンミンを本宅へ呼ぶのは難しいとユンソクは思っていた。
今はまだいい。
すぐにでも新居を探して半年後ソユンが離れへ引っ越し入籍するタイミングを見てチャンミンを新居へ呼び寄せようと考えていた。




「もともとユンソクさんの美しい笛の音は旦那さまのものですし、僕は我慢します。ユンソクさんも新居を探すまでの間なんて言わず、ずっと住めばいいじゃないですか。」
ずずっとお茶に口をつけ嬉しそうに話すチャンミンをユンホやユンソク、エナも複雑な表情で眺める。
ただソユンはチャンミンをよく知らないから不思議な気持ちの方が大きい。
この微妙な空気のなか、どうしてそんな朗らかに笑っていられるんだろう。
ユンホの最愛の恋人だと聞いてきた高校生はビジュアルこそ秀でてるものの思っていたより普通で愛嬌のある心優しい若者だったのだ。
気が合いそうだと思ったのは自分だけじゃないはず。
それがソユンの素性を知ったらきっと嫌われるに違いない、もしかしたら泣かれて罵られるかもしれない。
でも仕方ないのだ。
やくざの娘として生まれた以上、親の言うことは絶対だと教えられた。
そしてソユンの組にとって東神会の後ろ楯はどうしても必要なのだ。



「いや、いつまでも社長宅でお世話になるつもりはないよ。新居を見つけたらチャンミン、僕のところへ来ないか?もうずっとユノさんと一緒なんだ。しばらく離れて勉強に専念するのも新鮮味があっていいんじゃないか?」
真剣に諭すユンソクをソユンは羨ましいものでも見るように眺めた。
チャンミンは愛されている。
ユンソクからも、朝食の用意をしながらチャンミンの話ばかりするエナからも、…そして勿論ユンホからも。



ソユンはなぜ自分がユンホの相手にと選ばれたのかわからない。
東神会から指定してきたと聞いた。
そのおかげでどれ程周りの女性達から羨ましがられたか。
チョンユンホと言えば東神会の跡目として飛ぶ鳥を落とす勢いで名を馳せ、類い稀な容姿と頭脳、周囲を圧倒するオーラで引く手あまただと聞いていた。
何も後ろ楯を条件にしなくても無条件に名乗り出る女性がひっきりなしだろうに。



そういうソユンも、勿論初対面のユンホへ見惚れた。
でもこれは美しいものを愛でてしまう人間のさがなのだからしょうがない。
けれどそんな完璧の出で立ちだった初対面より、ソユンは今朝の寝起きで慌てて現れたユンホを好ましいと思ってしまった。
そうさせたのは他でもないチャンミンだとソユンはすぐに気づいたし、同性なのにこれほどお似合いだと思える自分が不思議なくらいだった。
それでも自分ではどうしようもないのだ。
自分の立場から逃れられないのに、チャンミンに嫌われたくないと思ってしまう。
ソユンだってツライのだ。





にっこりと微笑んだチャンミンが湯呑みをゆっくりとおろす。
そしてユンソクへぺこりと頭を下げてありがとう。と笑った。



「でもユンソクさん、僕は産まれてくる赤ちゃんのお世話をしたいんだ。ソユンさんとユノの赤ん坊だ、可愛いに決まってる。」


「僕が幼い頃、ユノにお世話になったように、僕もユノの子供をお世話したい。やっと恩返しができる。」






その微笑みは清らかな澄んだ水面に映える桜のようで。



一瞬息をのんだ張りつめた空気を。
気づかないはずなどないチャンミンが勢いよく立ち上がり、鼻歌まじりにユンソクの引っ越し作業を再開する。




あまりに突然の宣言。
どうしてこの時無理にでも否定しなかったのか、
それは違うと、力づくでも納得させなかったのか、


のちにユンホは後悔することになる。















*********************








おはようございます、えりんぎです。



チャンミンのこんな笑顔が大好きです。
いつも笑っていてほしい。

ちょっと意地悪言って、
でもその後、ふにゃっと笑って。



しょうがないなぁ、なに言ってんの?って。
でも見守る目線はとてもあったかくて。


『僕はただ隣に立ってるだけの人です。』
なんて言っちゃうチャンミンが好き。



その隣の人を誰より輝かせるのも、
眩しいくらいの光をうけて色を変えさらに輝くのも、チャンミンだから。



お誕生日おめでとう。。。ヽ(〃∀〃)ノ









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