HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

続・Strawberry Candle(5)





































~チャンミンside~






















ウォーターフロント地区ロングワーフから出港した船がボストンの街並みを背中にローガン空港を左手にしてケープコッドの沖合を進んでいく。



ここからホエールウォッチングのポイントまで1時間ほどの船旅。





「チャンミン、すっげー風!中入んない?」



市内でも結構風のある日は高速船ということもあってか、強風どころか暴風で。
上着のフードをバタつかせ、しっかり柱に捕まりながら船の先頭から動こうとしない僕を何かと気にするジフンさん。



「大丈夫です。この場所が一番見やすいから取っておきたいし。
ジフンさんは気にせずイギュンさんたちと中で休んでいてください。」


ニッコリ笑いかければ、ユノいわくデレっとして僕の隣に収まった。
ジフンさんもこれがなければ本当に尊敬できる先輩なのに、残念としか言いようがない。



「チャンミンさぁ、レストラン出るあたりからおかしくない?もしかして体調悪い?」



「いーえ。全然。」



なんでもないようにしれっと答える。


でも僕は怒っていた。
誰に?って、ユノに決まってる!




職場の同僚を前にいくらプライベートで無礼講だからって、よくもあんな事ぬけぬけと!


しかも!///
帰り際行ったトイレで見つけてしまった。
左の二の腕内側、一番やわやわしたところに。
よりにもよって、真っ赤な真新しいしるし!///



店をでてすぐ、キッと睨んだら


───「やっと気づいた?」って。




信じられない!確信犯だ!



確かに昨夜は僕の方が積極的だったかもしれないけど。
それはユノがかなり意識してるであろうジフンさんからの誘いで出かけるからって僕なりに気を使ったのに!



僕が朦朧としてる隙に勝手につけたな。



───今日はもう喋らない!と優雅に飛ぶ水鳥に誓う。





そんなわけで一人ぼっち、フェリーの先頭部分で場所取りをしてたんだけど。
僕を気遣うジフンさんが独り言のように喋りはじめて。
最初は適当に通りすぎた話が結構面白い。
見た目によらず登山サークルに所属していたらしく、今まで登った山の話や季節の草花の話題で大いに盛りあがった。




「あ、チャンミン、今度こっちの山に登ってみようよ!調べておくからさ。」


「うん。そうですねぇ~、登ってみたいかも!」




いっとう盛りあがったところで、


───グイッと。


船のエンジン音と風や波にかき消され、すぐそこにいたのにまったく気づかなかった。



腰に回された腕を思いきり引かれ、倒れこむように反り返った背中にはユノ。




「ユ、ユノッ?//////」


「ちょっ・・!///離せ、ってば!」




ジフンさんが隣にいるのにあまりの不意打ちにすっかり素になってる僕。


こちらも驚きで声もでないジフンさんに。


完全にチーフの仮面を外しちゃってるユノ。




ユノの腕から抜け出ようとジタバタもがく僕とまったく動じないユノ、そして何か言いたげにもごもご口を動かすけど言葉がでないジフンさん。


奇妙な沈黙が流れ、水鳥の鳴き声が澄み渡った空に響く。





そんな危機的状況を救ったのがイギュンさん。


「おーい?何してんの?
ユノさん、場所取りを交代しにいったんじゃないんですか?」



「あ、ああ。」


ひょこっと顔を出した人に意識がいったのか、少しばかり緩んだ腕をスルッとすり抜けた。



「じゃ、お願いします、チーフ!」



顔も見ずさっさと船内に入っていった。
もちろんジフンさんは置き去りだけど、まぁいいや。




冷静にて沈着なユノがときおり見せる強い独占欲は、時と場合によっては本当に困るということを分かってもらわなければ。
特にこれからも同じ職場で働いていこうと思ってるならなおさら。




こんな子どもじみた争い、・・スヒさんに見られたら笑われるし、ヨンジンおじさんなら──お互いの不利益になる付き合いは考えた方がいい、とか言いそう。





はぁ、──大きくため息をついて船室の窓から遥か水平線を眺めた。



「チャンミン。どうした?体調でも悪いの?」



イギュンさんにまで言われてしまった。



「いえ、・・すみません。」



せっかくの観光なのに気を使わせて申し訳ない気持ちでいっぱいになった、ユノ以外の2人にだけど。



座席の向かいに腰をおろしたイギュンさんが、ふと僕の顔をのぞき込む。




「俺さぁ、ユノさんとはもう4年のつき合いになるけど、・・あの人って無理やり大人にされた子どもみたい。」



ふふ、と笑うから、僕も口端だけあげて首をかしげた。



「あ、でも普段は完璧な仮面つけてっからさ、・・それが出るのってチャンミンの前だけだよな?」




───そうなの?って、・・よく分からない。




そんな僕にイギュンさんは可笑しそうに話しはじめた。





























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Comment

point Re: 本日2度目です

ありがとうこざいます(#^.^#)
私は、バブル弾けたくらいでしょうか?
4年大学卒なので入行遅いです(^^;
あの頃は行事が多いですよね?
支店対抗とか、支部対抗とか。
バレーボール大会なんて、今のナゴヤガイシでやってましたよ!
昔すぎて懐かしいですぅ。 
私、ユノペンですが、チャミペンさんのブログや小説ブログが好きなんです(^w^)
チャンミン溺愛です(〃∇〃)

2015/06/11 (Thu) 16:32 | わら***様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re:

おー(〃∇〃)
分かっていただけました?
私もユノの声好きです!
実は《Get away》のユノの声好きなんです(^w^)
完全にユノパートとチャミパート分かれてるじゃないですか?
お互いの長所だしまくり(≧∇≦)
あと、《君のいない夜》のユノのサビ!
切ない切ない切ないーっ!
はぁ、素敵です(〃ω〃)

2015/06/11 (Thu) 16:06 | tom***様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/06/11 (Thu) 13:15 | # | | 編集 | 返信

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2015/06/11 (Thu) 08:27 | # | | 編集 | 返信

point Re: 初めてコメントします

はじめまして。
銀行設定も完全に私が働いていた当時のもので古いのですがf(^^;)
読まれる方もそう世代は変わらないと思ってよろしいでしょうか?(^o^;)

2015/06/11 (Thu) 08:10 | わ****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re:

おはようございます。
行ったことないけどボストンの街並みを浮かべてます。
ボストンの旅行記など普段ならまず見ないブログ様をいろいろ読ませていただいてStrawberry candleのおかげでこれも良い経験だなぁ、って思ってました。
もう少し後にまた私が《ユノに言わせたいセリフ》のために書いた場面が出てきます。
ta****さん、食いついてくれるかなぁ?と楽しみにしてますね(^w^)

2015/06/11 (Thu) 08:08 | ta****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/06/11 (Thu) 08:02 | # | | 編集 | 返信

point Re: 水鳥(笑)

おはようございます。
朝起きてすぐのコメントでした(〃∇〃)
おこりんぼチャンミン♪
ありがとうこざいます(^w^)

2015/06/11 (Thu) 08:01 | ち**様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/06/11 (Thu) 06:06 | # | | 編集 | 返信

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2015/06/11 (Thu) 05:16 | # | | 編集 | 返信

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