HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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Say Hello (31)完










































~イェジュンside~



















「女は邪魔にならないくらいがちょうどいい。」





それはユンホ社長の持論だった。
現に常に仕事最優先。
……というか、女性に執着しない性格は彼女の優先順位をかなり下げていた。
いや、彼女、じゃない、……彼女たち、だ。


「───特別になれないけど、いい?」


わざわざ前もって了解を得るところが意外に真面目な社長らしい。
俺からしたら、───何をふざけたことを、と思う台詞も。
彼の家柄や身分、なによりその類い稀な容姿をもってすれば許されることなのだろうけど。




「イェジュン、……悪いっ!」




顔のまえで両手を合わせ決まり悪そうに肩を竦める社長。
───ああ、またか、……と憂鬱になるが、仕事に留まらずプライベートでも頼られるのは実は少しだけ嬉しかったりする。
こうしたデートのダブルブッキングは今に始まったことじゃない。 
ユンホ社長にとって重きをおかない予定は度々重なるのが通常だった。



ユンホ社長が時々使う《特別》という言葉。
そこに一番近いのは自分じゃないか?という優越感。
本宅とは別に仕事で遅くなった時や主に女性関係で気軽に使う為、個人で所有するマンション。
そこの合鍵を与えられ、モーニングコールや就寝前の一杯につき合うのさえ心待ちにするひとときだった、……のに。















「好き、────愛してる!」


「うるせっ、」


「な、こっち向けよ?俺が悪かった。」


「知るか、早く仕事行けよ?イェジュンさんが来ちゃったじゃん。」







─────目の前で繰り広げられるこの光景を誰が予想しただろうか?





いつものように合鍵を使ってリビングへ足を踏み入れた俺に。
「イェジュンさんも珈琲飲む?」とニッコリ笑いかけてくる彼。
「ああ、…ありがとう。」と言うより早くミルクを数滴垂らしただけの俺好みの珈琲をすかさず渡され。
「……先週買ってきてくれたストロベリータルト、また食べたいな?」なんて上目遣い。
当然、「ああ、今夜のお土産はそれね、分かったよ。」って言うよな?
彼ほど俺のツボをついた甘え方をしてくる人間はそういない。



「あ、……社長?」


彼の肩ごしに何やら粘着質な視線。
明らかに「面白くない」と顔に書いてある。



「おまえが昨日急に接待なんて入れるから、……。」
ってそんな顔して言われても、仕事なんだからしょうがない。


そこで、昨日突然入った夜の予定を告げた時の社長の顔と今朝の2人の会話が合致した。
あー、約束してたんですね?彼と。
昨夜はどうしても断れない大口の顧客で。
みるみる眉間にしわを寄せる社長に何かあるな、とは思っていたけど。



────まあ、原因は彼だろうな?とさして難しくない予想はやはり大当たりだった。








「……チャンミナ、愛してる。」


「黙れ、」


「こっちへ来いって。」


「やだ。」



────あーあ、まだやってら、…………



いいのか悪いのか、……この2人にとって俺はどうやら空気のような存在らしい。
まるで隠そうとしないこの2人の、喧嘩のようでただのイチャコラを毎日のように見せつけられる俺の身にもなってほしいのに。





「チャンミナ、今夜行こう?な?」


「今夜はストロベリータルトがくるからやだ。あと、イェジュンさんも。それに夕方は編集者さんも来るし。」




───どうやら俺はストロベリータルトのおまけらしい。





そう、あの企業PR広告に彼のシルエットと小説を使う企画は大当たりだった。
デビューはしてるもののそれ以来執筆から遠ざかっていた彼の小説は。
美しく妖艶で芸術の域に達したとの評価を得た広告のモデルが作者とあって、評判が評判をよび大いにヒットしたと言える。
それ以降も順調に執筆を重ね。
彼はもうあの頃のペットではなく、作家先生なのだ。






「イェジュンさん、聞いてよ?コイツが編集さんとの打ち合わせをここでやるように言ったくせしてさ、監視カメラつけるとか言いだしたんだけど?」


「あー、」



ばつが悪そうにそっぽを向く社長を横目に。
まあ、社長ならやりかねないな、と可笑しくなった。
よほど心配なのか未だ俺にさえ牽制するのを忘れないのに。
新しい編集者、若い女性だったもんなぁ、とついニヤついてしまったのを、
「何が可笑しい?」と真剣な顔して睨んできても、完全に手遅れですから、社長。





それからもブチブチ愚痴を漏らす彼を眩しいような微笑ましいような気持ちで眺める。
妖艶でミステリアスな雰囲気は変わらないのに、ほんの少し生活感を纏って、驚くほど表情が柔らかくなった。
ペットとして拾われてきた彼に《可愛らしさ》がプラスされたんだからそりゃ最強だ。






「いつまでたっても僕が家事担当でさ、しかもユノの部屋がどんどん汚くなってく気がする。」


「ああ、それは今度俺も手伝うよ。」



汚くなっていくんじゃなくて、実際汚くなってると思う。
本宅の荷物を少しずつ少しずつこちらへ移動している社長。
以前は週の半分くらいしか利用しなかったこの部屋も彼というペットが来てからはこちらが本宅になってる状況で。
───俺が気づかないとでも思ってました?
意味ありげにユンホ社長を見たら、きっと同じことを思っていたであろう社長が照れくさそうに頭を掻いた。









チョンユンホ、────そう呼んでいた彼も今では「……ユノ。」と甘く囁き。



愛してる、の言葉を欲しがる女性を鬱陶しげに扱っていたユンホ社長が、本気の「…愛してる。」を彼に贈る。







「チャンミナッ!」


痺れを切らした社長がズカズカと、
恐ろしい早業で彼に口づけ、
真っ赤な彼に蹴りを入れられるのはもう日常で。





そんな様子を微笑ましく温かい気持ちで見てしまう俺は。
ユンホ社長の《特別》を完全に彼のものだと認めてるのだろうな、と。
彼の淹れてくれた珈琲を飲み干しながら、───そう、思った。










fin.














*******************


えりんぎです(#^.^#)


先走ってでも如何にチャンミンを手元に置くかを画策するユンホ社長(でも意外に恥ずかしがりやさん)と、そんなユンホ社長に反発しながらもその魅力には抗えずふと見せられる素顔とのギャップに堕ちていくチャンミンのお話でした(〃∇〃)←そんなお話だったっけ?っていうツッコミはご遠慮ください(^o^;)


イェジュンさんで始まりイェジュンさんで終わりました。
まだ何だか書けそうな余韻を残してますねぇ。
編集さんが若い女性とか?(^w^)
むちゃくちゃ束縛するユンホ社長とか?
んふふ、またいつか!
ここまで読んでくださってありがとうございました。


元々Strawberry candleに対抗して(?)始めた話なので。
来週からは10時更新はありません。
なかなか書く時間がとれなくて(T-T)ゴメンナサイ














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Comment

point Re: お笑いコンビみたいな2人

ゆうこさん。

そうそう!
そんなイメージのチャンミンです。
儚げで妖艶な美青年。
でも口が悪いっていうギャップ。
そして天の邪鬼で素直じゃない。
ユノがチャンミンへ堕ちたら最後、押せ押せの束縛しまくり。
でも惚れた弱味で振り回されます、チョンユンホ。
そして秘書のイェジュンさんもね。

これはさくさくっと書けた話でした。
ありがとうございました(*^.^*)

2016/12/02 (Fri) 21:08 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point お笑いコンビみたいな2人

完結おめでとうございます!
最初と最後でかなりイメージが変わりましたけど笑
すごく楽しく読めました!

好き好きうるさいユノと
うるせっ黙れっ離せってあまのじゃくなチャンミン。

最近ずっと天使のような綺麗な心のチャンミンが続いてたので
大人な美青年とか、本物のチャンミン(ニューヨーク公演あたりのふわふわパーマのチャンミン?)が被っちゃって、
わわわーと脳裏に浮かんできて、
受付嬢もそりゃ騒ぐよなーとにまーっとしちゃいました。

実は私会社で受付してて
時々オーディションとかでモデルさん来るんです。
もうね、西洋人も東洋人も、
同じ人間と思えないくらい顔がちーっちゃくて
背が高〜くて足が長〜い。
たかがトイレどこ?って聞かれただけで笑
舞い上がっちゃう。
ここ出て右ですぅーキャキャって。

チャンミンみたいな人が来たら
仕事忘れてボーッと顔が発火しますよぅ。
東方神起うちの広告モデルやってくんないかな。
ジャンル違うから無理だぁ(´∀`; )

2016/12/02 (Fri) 20:53 | ゆうこ #EACDacMQ | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/06/13 (Sat) 01:15 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/06/12 (Fri) 23:10 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/06/12 (Fri) 21:15 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/06/12 (Fri) 16:32 | # | | 編集 | 返信

point 承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

2015/06/12 (Fri) 12:54 | # | | 編集 | 返信

point 甘い♡

こんにちは(*^^*)初めてコメントさせて頂きます。
毎日の更新を楽しみにしていました♪
初めから第三者の目線で始まり、終わりも同じ目線で。
けれど、最後には2人の漂う空気感がとっても甘くなっていてすっぽりと胸の中に収まった気がします♡
なかなか素直になれないチャンミンにあぁ可愛いなぁと。
チャンミンの心を手に入れたいユノにドキンッと。
とても可愛い2人を有難う御座いました( *´艸`)

2015/06/12 (Fri) 12:51 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/06/12 (Fri) 11:19 | # | | 編集 | 返信

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2015/06/12 (Fri) 10:33 | # | | 編集 | 返信

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