HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

続・Strawberry Candle(7)







































~ジフンside~

















水鳥が群れをなし空中を旋回している。
そこから目線を下げると、いくつかの黒い塊。



「ジフンさん!ほらっ、あそこ!」



右隣のチャンミンが興奮気味に僕の袖を引き、見え隠れする鯨の背中を指さした。



「ね、見えました?」って、ニッコニコの笑顔を向けるから、鯨よりもチャンミンから目が離せないんだけど?



「あー、うん。すっげ!潮吹いた!」



あんなに大きな鯨が群れをつくり、円を描くように泳いでいる。
海は広い!



って、感動的な鯨とのご対面なんだけど、・・・気になる・・さっきから船が揺れるたびに僕の腰に当たる手。



最初チャンミンかと思ってドキッとしたら、・・なんだよっ、チャンミンの腰をしっかり抱いたチーフの手じゃねーか!
しかも!
船が揺れてこっちに倒れ込みそうになるチャンミンを、僕に触れさせまいとすごい勢いで引き戻す手。
僕はばい菌じゃねーっ!





「チャンミナ?ほら、あの鯨。すげぇ大口開けてる。鳥にさ、餌くれって言ってんだよ。」



「本当?・・あ、でも今、・・鯨の口に何か落としましたよ。」



「だろ?」



なんてさ、少しずつ僕の存在が忘れられたものになっていくのを感じる。




「チャンミン。あれ、見たいな?
ジャンプするやつ、ブリーチングって言うんだろ?」


それでは駄目だと思い直し、左側から押されたふりしてチャンミンに半歩近づいた。


「あー、・・うん。そうですね。///」って何だかホッペが赤いけど、ジャンプになんかあるのか?





「ブリーチングはさ、たまにしかやんないから見れたらラッキーなんだよ。」



「な?チャンミナ?」


チーフまでも意味深な含み笑いで疎外感半端ないんだけど?






その時、まるでスローモーションのように。
水面から垂直に飛び出たザトウクジラが空中を舞った。



ワーッという大歓声と、30トンもの鯨がキラキラ光る水しぶきの向こう横向きに水面に吸い込まれていく様。
その後、ザッバーンという音とともに盛大にあがる水しぶき。
あまりの迫力と壮大さに息をのむ。






「おお~~っ////すっげぇ~~!」


思わずあがる感嘆の言葉、隣のチャンミンも初めて見たようで大興奮だった。



「ジフンさん、運がいいですよ!あんな大ジャンプ初めて見ました!」



大はしゃぎのチャンミンは本当に可愛くて、こんなチャンミンを見れるなら僕の運を使い果たしてもいいや、とまで思ってしまう。


その隣のチーフも満足げな笑みで鯨がきえた水面をいつまでも見てる。




「チャンミナ。」

コソッとチャンミンに耳打ちして、にやっと笑った。
 

そんなチーフに素っ気なく顔を反らすチャンミン。
・・でもさ?
反らした顔が僕の方向だから、・・丸見えだよ、その真っ赤な顔。







あーあ。
100%見れるとは限らない鯨と遭遇出来て、しかも稀なブリーチングまで見れた。
スーツ姿じゃない若いチャンミンを拝むことができ、普段は話さない学生時代の話で盛りあがることもできた。



大満足のはずなのに、どこか浮かない自分。



フェリーが到着し、イギュンさんが「ちょっと早いけど、これから飲みに行きませんか?明日も休みだし。」って誘いはじめた。



「いいですねぇ、行きましょう!」


そうだよ、このモヤモヤは酒でも飲んで解消するに限るよな、なんて僕も乗り気で。

  
チーフだけは今すぐ帰りたそうだけど、そうはいくか!
   



フェリー乗り場があるロングワーフからダウンタウンまでは歩いても20分ほどだ。
あちこちに点在する観光名所を回りながらイギュンさんお勧めのレストランに着く頃には程よい時間になっていた。





「ジフン、あの店は地ビールの品揃えがすごいんだ。おまえ、好きだろ?」


イギュンさんが気を使ってポンッと僕の肩をたたく。
フェリーを降りてから更に肩が落ちてテンションも落ちまくってる僕の肩を。



「・・イギュンさ~ん。あれって、・・無礼講というより、公私混同って言いません?」


目を丸くして半泣き状態の僕に気づいたイギュンさんは僕の気持ちを分かってるのかどうか眉毛を八の字に下げて困ったように笑った。



そしてスッと僕たちの前を歩く2人に視線を合わせる。




タイプは違うけどバツグンのプロポーション、ここボストンでもすれ違う女性たちが振り返るほどの容姿を併せ持つ2人。
そんな2人が、──手を繋いでるわけでもなく、腕を組んでるわけでもないのに、


「───なんか、入りこめない雰囲気醸し出してんな?あの2人。」




そう、そうなんだ。
今までよほど必死で隠してたのか?ってくらいのリラックスした2人。
チーフをうつむき気味に覗いては花が綻ぶように笑うチャンミン。
そんなチャンミンに向ける視線はどこまでも優しいチーフ。


時々チーフの長い指がチャンミンの髪をくしゃっ、と梳いて。
指の間から零れおちる髪の毛とチャンミンの目元のエロいこと!



「おまえさ、チャンミンに邪な想いを抱くなよ?それ、辛いだけだからな。」


慰めるように僕の背中を撫でるイギュンさんは本当にいい先輩だ。


「でも、一目惚れなんですよね~。」


どさくさに紛れての告白。
本気にしてくれたのかどうか、
───ばかっ、・・とだけ。



どうせユンホチーフに勝てるなんてこれっぽっちも思っていなかったけどね。






腹も満たして地ビールからワインに代わった頃、


「今日、っていうのは、当然今日の12時までのことを言いますよね~!」なんて結構酔っぱらったチャンミンが急に言いだして。



は?シンデレラの話?って僕とイギュンさんは何のことだか。


ひとり心当たりのあるらしいチーフが突然焦っちゃって。



「わるいっ、帰る!・・行くぞ、チャンミナ!」



「え?//・・ぅわっ!」



強引に腕をひくチーフと、もつれるように引っ張られるチャンミン。



「ちょ、///・・ユノッ~!」




それはただのイチャイチャにしか見えず、その後の2人のことなんて考えるのもごめんだった。
























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Comment

point ジフン

また出たライバル!
ジフンたら身の程知らずにも
チャンミンによこしまな考え抱くなんてねー。
第三者目線は皆さんお気に入りみたいですけど
私もご多分にもれず大好き!
ざまぁ!!ジフン!!
えりんぎさんもっとやっちゃってー( ̄▽ ̄)

それにしても安定の男限定。ウケる!
男も惑わす可愛さだから仕方ないですね!
ここのところ本物のチャンミンも
すっかり女の子らしくなっちゃって
嫁入り準備万端だし。

私実はチャンミンの入隊前は本気で心配してたんです。
男だらけでチャンミンのお尻が狙われるんじゃあ?
あんなかわいいんだもん。ほっとかないよ。
ユノ以外は絶対だめー(>人<;)って。

でも案ずるより産むが易し。
シウォンやドンへと一緒だからほんと安心しました。
チャンミンのお尻が守られてユノも安心してるんだろうなぁ…!

2016/11/24 (Thu) 21:24 | ゆうこ #EACDacMQ | URL | 編集 | 返信

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2015/06/13 (Sat) 12:13 | # | | 編集 | 返信

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2015/06/13 (Sat) 09:20 | # | | 編集 | 返信

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2015/06/13 (Sat) 07:31 | # | | 編集 | 返信

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