HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

続・Strawberry Candle(12)











































~チャンミンside~




















「信じられない!信じられない!」




そのまま支社長室へ向かったユノと別れ、朝の準備をしようとする僕の背後からしつこいくらい責めてくるジフンさん。



「・・//////。」


え~と、・・こういう時、先輩だったら見て見ぬ振りしてくれてもいいのに。




「あ~~~っ!僕は会社でキスしちゃうような後輩を育てた覚えはないのに!」


いや、・・育ててもらってませんから。
ジフンさん、まだ赴任して3ヶ月じゃん。




「チャンミ~ン、・・胸が痛くて、今日はチャンミンの顔見れないよ?
慰労パーティーの準備もあるのにさ。」


じゃあ少し離れてくれたらいいのに。
・・僕が動くままピッタリと背中に貼っついて、ブチブチ・・ブチブチ・・。




「・・あのね、ジフンさん。
こ、恋人同士なんだから、・・た、たまにはいいんです!///」


思いきって言ってやったら今度は青ざめて動かなくなってしまった。




「───・・・ひ、ひどい・・・。」


ヒドいのはどっちだよ?
フロア内のデスクを拭き掃除する僕の後ろからずっとそんな調子で声を抑えることもしないでさ。


丸聞こえなんだよ!///
まだ朝早いからパラパラとしか社員はいないけど、今日中に社内全員の周知の事実になることは明らかだ。




まだ青ざめたままヨロヨロと自分のデスクに戻る人を一瞥して、僕は拭き掃除の手を早めた。








その日は渡米の目的でもある大口契約があり、おじさんもユノも一日中社内で見かけることはなく、ユノは夜もかなり遅くに帰ってきたようだ。




翌日、結構飲んだのかなかなか起きないユノを叩き起こしてからひとりで早々に出社した。



今日は社長たっての希望で僕と2人きりでランチだとか。
これこそ公私混同では?と思うけど、大企業のトップに意見する人など誰もいない。



お気に入りのシーフードレストランを予約してあるから。
もし時間があるなら、クリストファー・コロンブス・ウォーターフロントパークにも連れていってあげたい。
父さんならひと目で気に入りそうな開放的で広大な公園をあの人にも見せたい。
ユノとは数えきれないほど行った場所で少しでも癒やしを感じてほしい。





「あ~、やっぱり最高に美味しいです!」



トロンと頬を緩ませてパクパク食べる僕を幸せそうに眺めるおじさん。
その表情がユノに似ていて、やっぱり親子だなぁ、と思う。
店先に屈強なSPが3人も待機していて、それが気になるけどしょうがない。


「社長と2人きりで食事なんて、俺なら何も喉を通らないな。」ってイギュンさんには同情されたけど、それはまったく問題ない。
もう慣れっこだ。
そしておじさんの思わせぶりな口ぶりにももう慣れた。




「チャンミン、・・きみと食事してると疲れも吹き飛ぶよ。」



「あ、僕、食べすぎでしたか?//」



「はは、逆逆!・・もっとたくさん食べなさい。きみの幸せが伝染してきそうだ。」





────あ、それって。///



「ん?」って僕に目線を向ける人に。



「ユ、ユノにも・・まったく同じこと言われたので。///」



なぜか恥ずかしくなって俯いてしまった僕に。



「チャンミン、・・少しだけ確認させてもらっていいかい?」



うって変わって真剣な面持ちになった目の前の人に、少しだけ身体が強張るのを感じた。







「───いまだにユンホには数えきれないほどの見合い話がくる。
特に太陽光発電事業の件でメディアに顔をだしてからは更に増えたよ。」



「その中には、会社のさらなる躍進に必要な企業のトップからの話も多々ある。
────どう思う?チャンミン。」




気づいていたことだけど、突然振られた話に僕は言葉がでなかった。
返事を返せないでいる僕に。
「少しだけ時間があるんだ。今から、君たちのアパートにお邪魔してもいいかい?」
そう言われて頷くしかなかった。






ユノに言うか迷ったけど、きっと忙しいのに余計な心配をかけさせたくなかった。
取りあえずの心配は今朝ユノを起こしたままで先に部屋を出てきてしまったこと。
きっとぐちゃぐちゃだ。
ユノの部屋は見せれたものじゃないだろう。




有り得ないほど緊張して鍵を開けたら、───思ったよりきれいでびっくりした。


「ほぅ、・・案外きれいにしてるんだね。」と背後で声がする。



「いつもは、・・もっと片づいてます。」と僕。





ぐるりと部屋をまわって、キッチン内も探索しはじめた。


「調理道具も食器も結構あるんだね。
・・・料理はどちらが?」


「仕事ですれ違いのときは、それぞれですし。
2人一緒の時は主が僕で、・・ユノは、まぁ・・手伝いというか、逆に邪魔というか。」



「そっか。」と言って、クスッと笑う。



「あのユンホ坊ちゃんが料理ね。ぜひ見てみたいものだな。」






「これは?」


そう言って手に取ったのは、いつか僕がユノに送ったシャクチリソバの水彩画。
もちろん僕が描いたものだから上手ではないのに、ユノは絶対ずっと飾ると言ってきかなかった。



「上手だね、チャンミン。───これは、シャクチリソバ?」


花のなまえを知っていたことにちょっとびっくりした僕。


「学生時代にね、・・植物講座をいつも聞いていたから。」


どこか遠い目をした人を前に、───ああ、・・父さんか、と。




「それに、この花。
昔、ユンホの相手選びのパーティーで、ユンホが温室から持ちだして行方をくらましたから相手のお嬢さんの怒りをかったときの、だね。」


そんな昔の些細なことを、と目を丸くした僕に。


自分は何でも知ってるんだよ、とばかりにニッと笑う。





「───喜びも悲しみも共に、って花言葉だったね、確か。」



本当に何でも知っている。
この人に嘘やごまかしは効かないと思った。



「それに、・・もうひとつ他の花言葉があるのを知ってるかい?」


「え、・・知りません。」





「────あなたを救う、っていうんだよ。」



「ユンホはきみに救われて、──今のユンホがあるんだな。」





そう言ったおじさんの真意は分からないけど、




「おじさん。・・僕も、ユノに救われました。僕たちは、どちらかが、ではなく・・共に、なんです。」



「例えユノの婚姻がどれだけの利益を会社へもたらそうと、・・ユノが僕を求めてくれる限り、僕からユノの元を離れることはありません。」




思っていたことをやっと口にすることが出来て、・・今度はおじさんが難しい顔をして黙ってしまったけど、


────これでいいんだ、と後悔はなかった。
















*******************

おはようございます、えりんぎです(#^.^#)
Strawberry candle、明日で本当に完結です!


Strawberry candleも終わっちゃうし、元々の目的も果たしたことだし、ランキングを抜けようかと考えていたのですが。
取りあえず途中書きのストックもあるし、リクエスト話ね(^^;
リクエストの方、本当にいい方で(〃∇〃)
のんびり待ってくださると言うのでのんびりしてますf(^^;)
いろいろと新たな妄想もあるそうでお聞きするのが楽しみ(^w^)
なので毎日更新が続けられるうちはランキングに参加します。
いつもポチッとありがとうございます!


いろいろなブログ様でお見かけする所謂中傷コメントをいただく事もなく、あたたかいコメントばかりいただきました。
私は運がいいです(#^.^#)
ありがとうございました。




↑記念拍手を自分でしちゃいました(≧∇≦)
(43話です(^w^))
毎日ポチポチしてたわけじゃないですよぅ!
実は900拍手も我慢できず自分でしちゃいましたが(^o^;)
こちらもありがとうございます。
















にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

Comment

point お返事です(#^.^#)


みなさん、あたたかいコメントをありがとうございます(〃∇〃)
昨日まとめてお返事したら癖になりました、すみません(^o^;)
strawberry candleのお好きなところを書いてくださってとっても嬉しいです!

ta****様は第一話の「そう、じゃ、脱いで?」がお好きではなかったようですが。
実はこの台詞を書きたいがために始めたお話というかf(^^;)
結構黒っぽいユノ好きなんですぅ(〃ω〃)
そんなユノがチャンミンにだけメロメロになっちゃうのがね!
今日のシャクチリソバの花言葉。
《喜びも悲しみも共に》以外に《あなたを救う》もあるよ、と教えてくれたのは、アメブロ開設時からいいね!を押してくれた2人のうちのおひとり。 
この方達はかなりの持ち上げ上手で、私はおだてられたブタのように、One more thingの続きが読みたい!と言われれば書き、Strawberry candleの終わり方残念だったよね、と言われればリメイクしてお話を書いてきました(^o^;)
結局はこうやってお話を書いてこれるのは私だけの力ではなくて、応援してくださるみなさんの力が大きいんだなぁ、と実感してます。
いつも心のこもったコメントをありがとうございます(#^.^#)

2015/06/18 (Thu) 21:09 | お返事です #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/06/18 (Thu) 20:25 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/06/18 (Thu) 18:42 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/06/18 (Thu) 18:13 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/06/18 (Thu) 15:23 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/06/18 (Thu) 14:19 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/06/18 (Thu) 05:29 | # | | 編集 | 返信

Post Comment

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント